昨年 8月に生まれたアカウミガメたち。そのうちの 2匹をウミガメの浜辺横の水槽で展示していたのですが、11月に通称No. 9(プロポーション測定をした順に振り分けた番号です)と呼んでいる子ガメが体調不良になってしまい、それ以来バックヤードで療養してきました。
水槽で作業をしていると、毎日のようにお客さまから「もう一匹はどこにいっちゃったんですか?」「元気になりましたか?」と声をかけていただいていたのですが・・・
気が付いた方、おられるでしょうか???
このたびやっと! 3月よりNo. 9が水槽に戻ってきました! パチパチパチ!
獣医さんとともに治療をおこなってきたかいもあり、非常に元気になりましたが、朝晩がまだまだ冷え込む現在は大事をとって、日中のみのお披露目となっております。
No. 9がバックヤードで療養している間に、展示水槽にいる通称No. 7と呼ばれている子はすくすく成長しまして、今ではNo. 9より一回り、二回りほど大きくなりました。そのため、今後同じ水槽で 2匹を一緒にお披露目することは広さの関係上恐らく難しいのですが、朝と閉館間際にNo. 7、日中にNo. 9が展示水槽でのんびり過ごしていますので会いに来てください。
バックヤードでおこなっている給餌の関係上、何時に絶対水槽にいます! とは言えませんが、なんかでっかい! と感じる子がNo. 7、あれ? さっきよりちっちゃくなった? と感じる子がNo. 9です。
そんな子ガメたち、週に 1回プロポーション測定をしているのですが、個人的に体重を測っている最中の子ガメがかわいくてかわいくてたまらんです。
たまーに写真を撮っているのですが、その写真を見返すだけでもかなり成長したなぁとしみじみ。
前肢をふちにかけると安定するのかおとなしくなるんです。この姿がとにかくかわいい。
左:1か月ほどでカップがちょっと手狭に( 1月12日)
真ん中:これまでの写真は全部No.9でしたが、同時期のNo.7だとすでにみちみち。かわいい( 1月17日)
右:カップちっちゃ!( 2月10日)
もう前肢を縁にかけてるというより、カメがカップに立て掛けられているような感じです。
あれからカップをやめたけれど、この容器すらぎりぎり…でかくなったなぁ!( 4月1日)
こんな感じで順調に育っております!
細部を見るとこんな感じ。ウミガメって爪があるんですよ。
後肢にも爪ありますよ。
ひれをぱたぱたされるとすんごい痛いです。
甲羅は親と違ってこんな形。もりもりっ
いつまでもりもりしてるんでしょうかね?
去年は何にもわからない状態で異動してきて、産卵だー! 孵化だー! と慌ただしく過ぎていく中で、とりあえずカメの勉強を優先しよう!とやってきて早一年。
まだまだわからないことだらけですが、今年は去年手をつけられなかったサンゴの勉強もできたらいいなと思っています。でも最近、かわいいなぁと撮りためている他のウミガメの写真もありますので、とりあえず次回の日誌もウミガメのことを書きますね。