2023年04月17日
トリーター:大下

見落としがちなきれいなカニ

今回は、タイミングが合わないと、なかなか見ることができない きれいなカニをご紹介!
早速、いただきましょう。チゴガニです。

干潟の展示にいるカニで大きさは 1cm程度です。体が小さいのと、展示を覗き込んだときに驚いて隠れてしまうこともあるので、見落としがちにはなります・・・
でも、探してよく見てみると、写真の通り、口の周辺がコバルトブルーできれいです。

そして、このチゴガニの〝ウェービング″という行動(動き)をします。
そのウェービングはこちら。


全身を使って、両方のハサミを振り上げて、一所懸命にウェービングをします。
さて、なぜ? ウェービングをするのか? は実は分かっておりません。
オスしかウェービングしないのは分かっているのですが、雌への求愛行動? ほかの雄への威嚇? ではないかと考えられている程度です。
みなさんもちょっと立ち止まって探してみてはどうでしょうか?

さて、今回の日誌を書く前にカニ籠漁を予定していたので、カニづくしの日誌にしょうと思っていたのですが、ここ最近の強い南風により、残念ながら中止となってしまいました・・・
カニ籠漁はカニだけでなく、いろんな生物が獲れますので、非常に興味深いです。
タイミングが合えば、カニ籠漁を紹介します。 お楽しみに!

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