“えのすい”のクラゲ担当では、ほぼ毎日採集に出かけています。
文脈的には、
「ほぼ毎日、採集に出かけています」
ではなく、
「『ほぼ毎日採集』に、出かけています」
となります。
クラゲサイエンスにて、「(ほぼ)毎日採集」の展示があるのです。
天候や人繰りによっていけない日もあるので、(ほぼ)を念のためつけておきます。
海の状況は毎日変わり、時期的に採れるクラゲの種類はなんとなく決まっていますが、潮の具合や天候によって、採れるクラゲの数は全く異なってきます。
きのうたくさん採れたのにきょうは一匹もいない!
なんてことも当たり前です。
大きなクラゲや、アカエイ、その他珍しい魚やイカなどが採れることもあります。
先日、ウミガメやサメ、南方系の魚などを担当している堀内トリーターと一緒に採集に行ってきました。堀内トリーターいわく、
「クラゲサイエンスに隣接している皇室ご一家の生物学ご研究の展示で作業をしていると、毎日採集の展示についてお客さまによく質問される。ちゃんと答えられるように現場感を養ったり勉強したい」
とのことです。
す、す、す、
こういうの素晴らしいですね。
採集から帰ったら、こんなふうに顕微鏡で種の同定をして、
こんなふうに水槽に収容して、
こんなふうに解説書いて、
こんなふうに展示します。
(ほぼ)毎日、その日に江の島に出現したクラゲを、リアルタイムで紹介しています。
最近は毎日暑くて、身の危険を感じながら万全の対策を取って出かけています。