2023年10月31日
トリーター:黒川

棘皮動物に夢中 11月のテーマ水槽

みなさんこんにちは!
きょうで10月もラスト、時の流れははやいものですね、、、。

さて、小森トリーターの日誌でもお話ししていた通り、今までペンギンプールの前にあったテーマ水槽が、11月からウェルカムラウンジに移動になります。
そして、水槽移動後のトップバッターは私。プレッシャーですね。

今から 3か月前、「う~ん、どんな水槽にしよう?」と、バックヤードで水槽の中のウミシダを眺めていました。(ウミシダもヒトデやウニ、ナマコと同じ棘皮動物なんですよ~)

11月は秋、紅葉の秋、食欲の秋、、、、あれ、そういえばウミシダってなんだか秋っぽいカラーしている? ウミシダが紅葉のように生い茂って、紅葉狩りならぬウミシダ狩りとかすてきだなぁ。アカヒトデの色や形もモミジに見えなくもない。それに、私の好きな栗ってウニにそっくりだし、アカミシキリ(ナマコの仲間)もなんだか焼き芋に見えてきた。アオスジクモヒトデも、、、色が秋っぽい! 気がする!!(ちょっと強引)
ということで、棘皮動物まみれの秋水槽を作ることになりました。

まずは、主役となるウミシダが暮らす環境を再現するため、八巻トリーターと江の島へ潜りに行き、自然の中でウミシダのようすを観察します。

私が今回主役にしたかったニッポンウミシダは、こんな感じで岩の隙間に暮らしています。岩を組んでこんな隙間を作るのは、ちょっと難しそう。高く岩を組んで崩れたらウミシダが潰れちゃうな、、、。

ウミシダの飼育には水流が大切! と言われていましたが、確かに海の中では、直線的な流れではなく、周りの水が全体的に大きく動くようなぐわーんとした流れがありました。

岩の間にいると、体がどんどん奥へ流されていきます。
潜る前、水槽を作る際には小さな穴があいたパイプからシャワーのように水流を作ろうとしていましたが、もっと水槽全体の水が緩やかに大きく動くようにしなくてはなりません。

どうしようか波に揺られて考えていましたが、とっても良い案が浮かびました!
テーマ水槽完成までの道のりはまた次回のトリーター日誌で紹介します。

あしたから展示がスタートしますので、ぜひ見に来てくださいねっ!

テーマ水槽

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