みなさんこんにちは。
毎日すっかり寒くなってもう冬支度が必要な時期ですね。
さて本日は閉館後に普段あまりしない作業をしました。
どんな作業かというと季節来遊魚水槽のお掃除です!
実は先日、季節来遊魚水槽の展示替えをしました。
去年 “えのすい”にやってきて、成長した魚たちは他の大きな水槽に引っ越し、今年採集してきた小さいサイズの季節来遊魚たちが新たに水槽デビューしました。
この年に一度の展示替えがなかなか大きな作業で、水槽の水を抜いて魚をすくって、掃除をして水を貯めて、きれいになった水槽へ魚を放ちます。
例年はそのタイミングで濾過槽の掃除もするのですが、今年は別日にすることになりました。
きょうがその濾過槽の掃除日でした。
水族館が閉館するや否や準備に取り掛かります。
これまで操作したことの無いバルブを触るのは少し緊張しますが、とても勉強になります。
バックヤードであらかじめ加温している暖かい海水を使って掃除をするのですが、海水を季節来遊魚水槽まで運ぶ配管が、クラゲファンタジーホールのクラゲの水槽の横にあったりして、とても驚きました。
そこに配管があるということは季節来遊魚水槽がちょうどクラゲ水槽の上にあるというころです。
ちなみにクラゲ水槽の横にあるそのバルブには、普段誤って操作しないようテープが巻かれていました。
さあバルブを開けたらすぐ掃除、とはいきません。
実は季節来遊魚水槽の濾過槽は、解説の台の下に隠されているんです。
真珠取り出し体験の机等々を移動させてもらって、台を二人がかりで引っ張って、ようやく濾過槽が姿を現します!
あとは、さっきバルブを開けてきた配管の先端にホースをつけて、海水で汚れを流しながらがさがさ砂を洗っていきます。
かき混ぜ初めは汚れで茶色く濁っています。
濾過槽の水が澄んできたら掃除完了です。
循環を確認して、解説台でまた濾過槽をしまって、真珠取り出し体験の机を元に戻して終了です。
黒潮に流されて相模湾にやってきた小さな季節来遊魚たち。
見えないところの掃除ができて少し快適になったかもしれません。
まだまだ小さなチョウチョウウオたちをぜひ観察してみてください。
そしてその横の解説を見て、この下に濾過槽があるんだな~なんて思う方は“えのすい通”です(笑)