クリスマスも間近に迫り、外の空気が一層冷え込んできました。先週までは暖かい日もありましたが、とうとう本格的な冬が到来してきました。
寒い日は縮こまってしまい、なかなか外に出たくなくなっちゃいますよね。
体温が身体の外に逃げて冷たくなるので、いっぱい着込んだり、ホッカイロを貼ったりして私たちは寒さ対策をしています。
動物も体温を逃がさないための工夫なのか、夏場では比較的わかりやすかった血管なんかも、放熱を防ぐために皮下に埋もれてわかりにくくなったりします。
なぜこんな話をしているかといいますと、それは先月の私のトリーター日誌(2023年11月21日 できるんです!)と関係しています。「ヒナタ」の採血の話題を書かせてもらいました。その際に冬場の採血は血管の位置が分かりにくく、「ヒナタ」に針を刺させてもらえてもなかなか血液が上がらずにうまくいきませんでした。
それが先日、「ヒナタ」の12月史上初の採血が成功したんです。
記録更新!
今回は「ヒナタ」の血管をわかりやすくするために、採血前に水嫌いな「ヒナタ」に足湯に入ってもらい、足元を軽く温めてから臨みました。
これは鰭脚類の採血で用いられる技法で、肢を温めることで血管を浮き上がらせる効果があるようです。カピバラにも効果があるのかわかりませんが念のため今回はやってみました。
1回目はうまく血液が上がらずに、2回目のチャレンジで成功。12月に採血ができたことに内心すごく喜んでテンションが上がりましたが、その場にいたトリーターたちはいたって平常心でした。
今回はたまたま採血がうまくいったのかもしれませんが、これがたまたまじゃなくなるように、どんどん寒くなっていく冬場も継続していけたらと思っています。
次回の採血の日程は未定ですが、「ヒナタ」に協力してもらいながら、トリーター一同、さらなる記録更新が続くように努めていきます。
なんか次回は一人で
「記録更新がかかっている。」
とか緊張しないように平常心で臨もうと思います。
「ヒナタ」を見習ってマイペースでいきます。。。
(写真は本日のくつろいでる「ヒナタ」です。)