2024年03月17日
トリーター:今井

「BABY!BABY!BABY!“えのすい”のあかちゃん展」が始まりました!

3月 8日から 4月 7日、館内のところどころに海の生き物のあかちゃんたちが展示されますが、私の担当の一つにコウイカのあかちゃんがいます。

コウイカのあかちゃんコウイカのあかちゃん

展示に間に合うように成熟したコウイカのペアを漁師さんからいただいて、昨年末に予備水槽にて受精卵が得られました。そして待つこと約 2か月、ようやくふ化したあかちゃんたちです。

ふ化間近の卵と、ふ化間もないあかちゃんふ化間近の卵と、ふ化間もないあかちゃん

約 1年で胴長 20㎝の親コウイカに至っても、繁殖後は短い一生を終えるために、残念ながら親子展示は叶いません。その分、あかちゃんの成長は早くて、ごはんを与えた分だけ大きくなっているのが、毎日見ていても分かるくらいです。
展示水槽の中にもお腹が空いたらすぐに食べられるように、生きたアミ類を入れています。アミ類とはエビに似た小さな生き物で、当館裏の波打ち際でもすくい採ることができるほど、普通に見られます。タイミングが合えばあかちゃんがシュッと腕を伸ばしてアミ類を捕まえるようすがご覧いただけますが、そのスピードと腕の伸び具合には思わず「おーっ」と声が出ると思いますよ。

並びの水槽には、よちよち歩きのカエルアンコウの仲間が展示されているのですが、こっちもあかちゃんみたい! というのが、たまたま撮影できたのでご紹介しますね。
オオモンカエルアンコウです!


ちょうど魚病治療が終わって沿岸水槽に戻すところでしたが、トリーターの指を握る胸びれなどは本当にあかちゃんみたいでかわいいんです! 自分も握ってもらいましたが、握力が伝わってきて「うわーかわいい!」って言っちゃいました。


ところでBABY!BABY!BABY!って大好きな英国ロックグループ「スレイド」の大ヒット曲の冒頭フレーズなので、見聞きするだけで「うおーっ」と血が騒ぐのは私だけでしょうか!?

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