2024年05月30日
トリーター:堀内

新しい環境での挑戦

これまでイルカやアシカ、アザラシ、カメ、サメ、魚のトレーニングや給餌などおこなってきましたが 4月より医療チームにメディカルトレーナーとして配属されました。メディカルトレーナーとは・・・正直まだ私もよく分かっておらず奮闘の日々を送っています。
4月から始まり約 2か月の間で携わったことは、鯨類の採血・超音波検査、鰭脚類の採血・超音波検査、アザラシの出産・超音波検査、魚類の麻酔下での処置、ウミガメの内視鏡・レントゲン、ペンギンの内視鏡・レントゲン・採血、血球のカウント、イルカの精子の観察、便尿胃液の細胞診検査などなどなど・・・新しいことが盛りだくさんな毎日です。
その中でも大きな出来事といえばアザラシの出産です。

えのすいでは初めてとなるゴマフアザラシの出産でしたが、お母さんの「ココ」がとてもじょうずに子育てをしてくれ、赤ちゃんもスムーズに魚を食べてくれ順調に成長し、ほっとしています。
産まれてすぐの白い毛はとてもふわふわしていましたが、あっという間に毛が抜けておとなのゴマフアザラシと同じ模様になりました。これからも元気ですくすく成長して欲しいです。現在アザラシの愛称を募集しています。ぜひ、すてきな愛称をつけてくださいね。

先日は、カマイルカの超音波検査の練習もしました。

プローブの当て方や、この場所に当てるとどの臓器が映るかなど白形獣医に教えてもらいながら、今回は「セブン」に付き合ってもらい練習です。練習に付き合ってくれるみんなに感謝しつつ早くひとりで超音波検査ができるようになるよう頑張ります。
超音波練習は実際にイルカに付き合ってもらう前にサバを使っての練習もしました。

プローブの当て方や角度など実際やってみるととても難しいと実感し、さらに映し出された映像を理解するのはさらに難しい。。。
今は、新人獣医の亀谷獣医と松田獣医とともに治療や検査のあれこれを白形獣医や矢作看護師に教えてもらいならが知識を深めています。医療の知識は新人獣医の 2人から教えてもらい、私からは動物の見方やトリーターとの付き合い方、事務作業などを伝えていき 3人で切磋琢磨していきます。
これまでも、トレーナーとして生き物に関わってきましたが、医療チームとして関わりを持つとまた違った見え方があります。メディカルトレーナーとして医療知識とトレーニングをさらにスキルアップさせ、チーム一丸となって生き物たちのケアをおこなっていきます。
えのすい医療チーム 6人で頑張ります!

いつかえのすいメディカルのスクラブでも作ろうかな~

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