2025年03月29日
トリーター:村井

えのすい20周年 ~生き物たちへの感謝~
イカ

みなさんこんにちは。
新人トリーターの村井です。
もうそろそろ新人トリーターと名乗れなくなる時期がやってきたことに戸惑いを感じているきょうこの頃です。

去年の 7月に展示飼育チームに配属され、もう 9か月が経とうとしています。
この 9か月の間にたくさんの生き物と関わりました。
中でもやっぱり大好きなイカの飼育や繁殖に携われたことが一番うれしいです!
(今回もイカのお話です。毎回魚のお話もしようと思っているのですがどうしてでしょう…)

今年度飼育したイカたちです。
上 2つの写真がアオリイカ(左が去年の夏から冬まで展示していた世代、右が現在展示中の左の世代の子どもたちです)、左下がシリヤケイカ、右下がボウズイカです。
イカの仲間は飼育が難しく、短期間の展示となってしまうことが多いのですが、どのイカもとにかく元気に過ごしてくれたことに感謝しかありません。
特に深海性のボウズイカは環境の変化に対応できずにすぐに死んでしまうのではないかとドキドキしながら展示していましたが、無事に水族館の環境にも慣れ、餌も食べてもう 2か月以上元気に過ごしてくれています。
さらにアオリイカはえのすいで初となる繁殖が成功し、子どもたちを現在展示することができました!
展示水槽に引っ越して 2か月経ち、全体的に 2回りほど大きく成長しました!

2月13日のアオリイカ(全長 8cm)2月13日のアオリイカ(全長 8cm)3月28日のアオリイカ(全長16cm)3月28日のアオリイカ(全長16cm)

比べてみると大きくなっているのが伝わりますでしょうか?

実はシリヤケイカもバックヤードで産卵し、現在たくさんの子どもたちがすくすくと育っています。
もう少し大きくなったら展示水槽にデビューする予定です!
またデビューしたときに詳しくお話ししますね。

イカの仲間の多くは寿命が一年です。一年を全力で生きて子孫を残して短い生涯を終えます。今を全力で生きているイカたちのように、私も今できることに全力で取り組んでいこうと思います。
イカたち、生きていてくれてありがとう!
そして今年もよろしくね!

相模湾ゾーン

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