2026年05月27日
トリーター:水村

えのすいのシラスたち

えのすいのシラスサイエンスを、みなさんはご存知でしょうか。
歴代のえのすいトリーターがシラスの展示を始めてから、昨年末で13世代目を迎えることができましたので、みなさんにご紹介します。

私がシラスを担当することになったのが2025年の春。そこから引継ぎを経た昨年は育成がうまくいかず、何度もやり直しを繰り返し、何がよくなかったのかを話し合いました。
えのすいで飼育しているシラスは成長するとカタクチイワシになりますが、このシラスの期間の育成が非常に難しく、担当者間で情報共有をしながら育成していきます。

みなさんの知っているシラスといえば、生しらすや釜揚げしらすでしょうか。そのシラスを見るとほかの魚とは少し違うところがあります。
それはうろこです。
うろこは外敵や岩などの接触から、身を守るための鎧としての働きがありますが、シラスはうろこがないため、水質悪化や水槽底の掃除で水槽内の水を巻き上げてしまうと、体表に細菌が付着し、病気になってしまいます。そのため、シラスの期間のさまざまな作業は時間に余裕をもって慎重におこないます。底掃除と呼んでいる水槽底にたまった汚れを取り除く作業は細いホースを使用して、ゆっくりゆっくり日数をかけて取り除き、きれいにしていきます。

孵化後41日目のシラスがこちらです。

孵化後41日目のシラス孵化後41日目のシラス

静止画なので見にくいですが、小さなシラスたちがたくさんいるのが分かりますか?
次は動画です。



スローモーションでの撮影で最初はピンぼけしていますが、動画を見ていくとシラスの姿が確認できます。体の腹部に見えているオレンジ色は、ブラインシュリンプという小さなエビで、シラスの期間に与えている餌です。しっかりと食べているのも確認できますね。                
ここから日数をかけて成長し、カタクチイワシになります。

現在は52日目を迎えており、すでに群れとなって泳いでいますので、ぜひ水族館へ遊びに来てご覧ください。

相模湾ゾーン

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