2026年06月22日
トリーター:樋口

ハリセンボンの赤ちゃん育っています!
(※展示はしていません)

みなさん、こんにちは!

先日、相模湾ゾーンの海岸水槽 干潟の裏で作業をしていましたら、新着生物として展示を開始した「ニンジンイソギンチャク」がお客さまの目に留まったらしく、「ニンジン? ニンジン?!」という声が聞こえてきて、うれしくなった樋口です。

少し前の日誌で、Sトリーターがベビーラッシュのことを取り上げていましたね!

きょうはとってもうれしいご報告!
5月15日、太平洋のトロピカル水槽のハリセンボンが産卵したのです!
しかも受精卵です! わーい!
(6月21日 きのうも産卵しました!!)

きょうは、無事にあずき豆くらいに成長したハリセンボンについてです。
はじめにお伝えしておきますが、小さ過ぎてまだ展示はしていません。ごめんなさい‥。

2024年10月13日のトリーター日誌こんなことを書いていました。
バックヤード水槽でのハリセンボンの産卵
ここから1年半かかって、ようやく今回受精卵を得ることができました。
「ただかわいいから、バックヤードでハリセンボン飼っているんじゃない?」の疑惑? を果たせました!

2024年にバックヤードの水槽で産卵(未受精卵)してから、トロピカル水槽にハリセンボンたちは移動しましたが、そこからぱったり産卵していませんでした。
水槽に採卵ネットを設置していましたが、すっかり毎日のぞくことも忘れていました。(たまには確認していましたよ)

なんだかお腹がちょっと大きい個体がいますね、とSトリーターと話していた頃。 ある日水温測定をしていたら、水槽をぴゅーんとハリセンボンが泳いでいて「なんかいつもと違うなぁ」と思って、採卵ネットをのぞくとハリセンボンぽい卵が!!

早速、Sトリーターと顕微鏡をのぞいてみるとハリセンボンぽい‥!
しかも受精しています!!

あれ、でも水槽内で見ていたお腹の大きい個体は、まだお腹が大きいままです。
別の個体が産卵していたのでしょうか。

翌日、トロピカル水槽の潜水掃除に入ると、お腹の大きいハリセンボンが他のハリセンボンに追いかけまわされています。 お腹の大きい個体は追いかけ回された後、隅っこでじっとしていて、他の個体は周りでうろうろしています。
これが産卵前行動だ! と思ってSトリーターに確認したところ、産卵前行動です! とのこと!

産卵するのは消灯後なので、子どものお迎えに行かないといけない私は、他のトリーターに産卵行動の撮影と卵の回収をお願いして(ありがとうございました!)、ハリセンボンのことを考えながら退勤しました。

退勤後、無事、ハリセンボンの産卵がおこなわれ、Kトリーターが動画撮影と卵を回収してくれました!

翌日、仕掛けておいた採卵ネットでも卵が回収できていました!

産卵当日の卵産卵当日の卵卵過程卵過程


孵化直後から、すでにハリセンボンの雰囲気です!

数を減らしながらも、現在孵化から約1か月…
どうなったかというと…

最近の写真最近の写真最近の写真2最近の写真2

大きさは約1cm、小さいながらもミニチュアハリセンボンです!

成魚よりもだいぶ黄色みが強いですね。
小さな細いとげが見えますでしょうか!

いきなりとげが生えてきたのではなく、

突起発現突起発現

孵化後2週間くらいに突起が出始め、そこから少しずつ棘状きょくじょうになっていきました。

まだあずき豆くらいなので、展示をするのは難しいですが、もう少し大きく成長したらみなさまにお見せできるのではと思っています!

そして、同じくあずき豆ほど人気のあの魚も今年は繁殖順調です!!

ダンゴウオダンゴウオ

※バックヤードでの写真です。展示はしておりません。


毎日こつこつ、同じ班のメンバーと力を合わせて世話をして、無事に大きく成長してきています!

孵化仔魚や稚魚の育成は、ちょっとでも掃除が行き届かなかったり、餌が多すぎたり少なすぎたりすると一気に全滅したりもします‥。

こんな小さな生き物たちが育つ海って、やっぱりすごい!

まだ展示には先ですが、ハリセンボンもダンゴウオもみなさまにお見せできるように、引き続き世話を頑張っていきます!

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