水族館で、来場者のみなさまに何かをお伝えする際、その手法はさまざまです。
水族館のメインでもある水槽展示、ショーなど。
他にも、タッチプールでの解説、魚名板などの解説板、解説ショーなどの解説。
ホームページを通しての新着情報や、このトリーター日誌などによるホームページからの発信。
テレビやラジオ、雑誌、新聞などのメディアを通したもの。
書籍や記事の執筆。
移動水族館などの館外での展示活動。
まだまだありますが日誌終わっちゃうのでこの辺で。
伝える手段・手法・ツールというのは、多ければ多いほど広く伝わりやすくなります。
なぜなら、興味のあるものや感性というのは老若男女、国籍、育った環境、性格などによって大きく異なり、誰に何が刺さるかわからないからです。
この人はショーに感動して生物の魅力が十分伝わったかも知れないし、この人はたまたまラジオを聞いていて、はっとすることがあったかもしれません。
我々トリーターも、得意とする分野がそれぞれ異なりますので、最も得意とするものに労力を全振りして勝負をかけたいところですが、そこは社会人、苦手な分野の底上げも必要になります。
本日は、過去のトリーター日誌でも何度かご紹介してきました、手描き解説についてです。
実はこの絵を描くというのが、私は苦手なのです。
自由に絵を描くのは好きなのですが、制限付きの義務感で描くと下手すぎて嫌になっちゃう。
しかしながら、手描き解説の真髄は上手い下手にあらず。
ちょっと気を緩められるホッとステーションです。
1mmのずれも無く、統率の取れた配列で並んだ活字や写真、見ていて気持ち良いかも知れませんが、なぜか頭に入ってこないことって、ありませんか?
気が緩んだ時にこそ感じることや気付くことも多く、そんなところを意識して、数年ぶりに手描き解説を描いてみました。
実物と一緒にご覧ください。


館内を探してみてくださいね。
オオカミウオは、こんな感じで実際に実物と絵を照らし合わせる機会がけっこうあります。

ちなみに!
20年前に描いた手描き解説がこちら。
画力も伝えたい視点も、あまり変化がないなぁ。

