きょうも潜航できずに、現場待機でした。
船内の研究者グループの意気込みも少々トーンダウンしてきました。
深海調査はなかなかうまくいかないのは承知していましたが、これほどうまくいかないのは初めてです。
だからこそ、上がってきたサンプルは非常に貴重です。
無駄のないようにいろいろな方面の研究に使われていきます。
いま、「よこすか」には全員で 51人乗っています。そのなかには大きくわけて 3つのグループがあります。
1つは船「よこすか」を動かすチームで先頭に立つのは船長、もう 1つは「しんかい6500」の運航チームで先頭に立つのは司令、そして我々研究者チームで、先頭に立つのは首席研究員です。
[きょうの写真]
世界の船窓から~居室からの眺め~
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。
海洋研究開発機構(JAMSTEC)YK06-13「よこすか/しんかい6500」によるノースフィジー海盆(フィジー)、マヌス海盆(パプアニューギニア)調査潜航