2006年12月24日

小笠原~相模湾(6)6日目最終日 / 三宅

  • 期間:2006年12月19日~ 2006年12月25日
  • 場所:小笠原~相模湾
  • 目的:シンカイヒバリガイ、ユノハナガニ、ハオリムシ、ゲンゲ調査
  • 担当:三宅 ・ 今井


こんばんは。
船上のメリークリスマスで、本日が最終回です。
きょうは航海が順調に終わり、予定より 2日はやく最終日になりました。
いま、JAMSTECの岸壁の沖に停泊中です。

本日の潜航は相模湾初島沖でちょうど 1年前に私が「しんかい6500」に乗って観察してきたところを再訪してきました。
そこはシンカイヒバリガイやシロウリガイ、ハオリムシ 2種が同じところにたくさんいるパラダイスみたいなところで、「しんかい6500」で訪れた時においてきたマーカーを回収してきました。
クラゲのポリプがついていたらラッキーです。
採集された生物はスザクゲンゲ、ハオリムシ、シロウリガイ、ヒバリガイ類です。
今回もまた新たな発見や知見を得ることができました。
現場に行ってこその成果です。
この成果は“えのすい”での研究に大いに活かせることだろうと思いますので、楽しみにしておいてください。

最後になりますが、「なつしま」船長をはじめ乗組員のみなさま、「ハイパードルフィン」運航長および運航チームのみなさま、NT06-23の乗船研究者のみなさま、そして毎回楽しみにしていただいている読者のみなさま、どうもありがとうございました。
これでNT06-23航海日記を終わりにしたいと思います。

[きょうの写真]
JAMSTEC岸壁に着岸した「なつしま」

(C)JAMSTEC(C)JAMSTEC

海洋研究開発機構(JAMSTEC)NT06-23「なつしま/ハイパードルフィン」による小笠原~相模湾 調査潜航

新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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