プランクトン調査を始め、このような航海ではたくさんの種類の生物を見ることができます。
その生き物たちは採集された時、ほとんどがすでに死んでいます。
死んだ生物ももちろん研究のために有効に調べられるのですが、“えのすい”が深海生物を追究する理由は、この生きているわずかな生物を何とか生かし、そして潜水船などでは一時しか見られない生物の一生を水槽の中で見ることができ、これまで途切れ途切れだった生活史の一端を飼育で繋げられればと思っています。
きょうでこの航海は最終日になりましたが、この経験などを活かし、みなさんがビックリして満足されるような深海コーナーにしていきます。
なんだかいつもより硬くなってしまいましたが、この富士山のように目指せTOP OF THE (○_○)!何だろ?
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。
海洋研究開発機構(JAMSTEC)YK07-06「よこすか/IONESS」による相模湾〜小笠原 中・深層生物調査
新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。