2007年12月21日

京丹後 三津沖(3)Try again 3:待機

  • 期間:2007年12月19日〜 12月22日
  • 場所:京都府京丹後市 三津沖定置網周辺
  • 目的:エチゼンクラゲ採集
  • 担当:足立


2日目の朝が来ました。
相変わらず、ピュ~という音は聞こえています。
きのうよりは静かな気もしますが、漁に出られるぐらいにおさまるのかどうか。
細かい雨が降る中、浜の集合場所に降りて行くと、漁労長が沖をみたり座ったりを繰り返していました。
ふいに、バラバラバラバラッと大きな音が窓を叩きました。
なんと、雹!
またも漁師さんたちの視線がこちらに向けられます。
え!私のせいですかー?
外に出てみると、パチンコ球ぐらいの雹が地面を跳ねていましたが、やがてまた雨になりました。
いつもの出航時刻を 30分ほど過ぎた頃、漁労長が立ち上がり、「午前中に風が止めば出るので、連絡がつくようにして待機しててください」
私も一旦宿に帰り、連絡を待つことにしました。

出航を待つ漁師さん出航を待つ漁師さん

クラゲファンタジーホール

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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