2008年08月11日

鹿児島県野間岬及び鹿児島湾内(4)~コトクラゲを探して~

  • 期間:2008年8月8日〜2008年8月15日
  • 場所:鹿児島県野間岬及び鹿児島湾内
  • 目的:深海生物 調査採集
  • 担当:足立


鹿児島県野間岬沖の調査最終日です。
じゃあきょうは、ハイパードルフィンをお見送りしましょうか、などという話が出て、私も後部甲板の2階から眺めていました。
着水したハイパードルフィンの勇姿を撮っていると、機関長が現れ、ハイパーが入るアングルで、みんなのカメラのシャッターを押してくださいました。
機関長に余裕がある=エンンジントラブルなし=船は順調、ということなのですね。
おかげ様で、本日も 2本の潜航がおこなわれ、大量のサンプルが上がってきました。
水族館用の大型生物を水槽に収容し、サンプルボックスに満タンの泥をふるい、中から生物を拾い出し、分類・同定し、写真を撮り・・・、きょうもみなフル回転で動いています。

[きょうの写真]
笑顔の機関長と研究者

(C)JAMSTEC(C)JAMSTEC


海洋研究開発機構(JAMSTEC)NT08-17 「なつしま/ハイパードルフィン」による鹿児島県野間岬沖 深海生物調査航海

新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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