朝の定置網では、きのうよりクラゲの数は減っていました。
漁師さんたちには、喜ばしいことです。
きのう採集したクラゲからは、卵も精子も得られず、がっかり。そして、漁師さんにも申し訳なく、方法を見直すことにしました。
同じ失敗はできない!
気合いを入れて、作業メニューをこなしました。
まずは、エチゼンクラゲの大きさをわかりやすくするための比較物として、撮影係の指示に従い、クラゲと一緒に泳ぐこと30分位。
その後、水中でオスとメスを見分け、人工受精実験用に、卵巣と精巣を少し切り取り、最後に、オスメスの生体各1個体を採集しました。残圧ギリギリで、なんとか任務達成!陸上では、今度は海水のかけ流しをおこないながら、再び放卵放精実験と、人工受精実験を開始しました。
あすの結果はいかに?
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。