2010年11月09日

豊潮丸~瀬戸内海(2)瀬戸内海ヒクラゲ 2日目

  • 期間:2010年11月8日~2010年11月11日
  • 場所:瀬戸内海
  • 目的:大型クラゲ類およびアミ類の分布調査
  • 担当:足立


昨夜は、丸亀港で集魚灯を炊き、ヒクラゲが1個体採集されました。
これは東京大の研究者へ。
その他、ウミホタルも大漁でした。

そして、本日。
きのうの夜、若干、風が気になっていたのですが、なんときょうは予想をはるかに上回る強風!瀬戸内海とは思えない荒波で、漁船も出なかったとか。
丸亀港を8時半に出港しましたが、あまりの揺れに研究者はほぼ全員、寝てるしかありませんでした。
しかし、10時と11時45分、2つの調査地点では、水質測定、採水、プランクトンネット、ドレッジと、みなきっちりと仕事をしました。
プランクトンネットには、カラカサクラゲと、ヒトツクラゲの仲間がかなり入ってきました。

今夜は、昨年、一昨年と、ヒクラゲの大乱舞が見られた、岡山県の宇野港で、水中集魚灯と水中ビデオを使って、朝まで生観察を、先ほど開始しました。

強風にはためく日の丸強風にはためく日の丸

宇野港停泊中の豊潮丸宇野港停泊中の豊潮丸


広島大学「豊潮丸」よる大型クラゲ類およびアミ類の分布調査航海

クラゲファンタジーホール

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

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