2011年09月24日

沖縄トラフ(1)なつしま航海1日目

  • 期間:2011年9月24日~2011年9月27日
  • 場所:沖縄トラフ(伊平屋北海丘)
  • 目的:深海生物調査
  • 担当:杉村


こんにちは!
今回の航海は沖縄へ来ております。
沖縄本島より北西に位置する沖縄トラフの伊平屋北海丘での調査航海です。
本来ならば、19日から航海が始まっていたはずなのですが、台風15号の影響で9日間の航海期間が4日間に短くなっちゃいました。
でも、実際に調査ができるのは2日間のみ。
トホホ・・・ 残念。
自然には勝てないということですね、仕方がありませんね。
航海ができるようになっただけでも幸いです。
台風15号は、“えのすい”のある関東地方では帰宅出来ない方が出るほどの大迷惑台風でしたが、こちら沖縄の方に聞いてみたところ、沖縄本島では大して影響はなかったとのことでした。
ただ、風が強かったということで海が荒れていたようです。
沖縄の方は、
「風速 40mなんてちょっと風が強いだけだよ。」
といっていました。
さすが、台風慣れしているんですね。
ちょっと驚きです!!

いよいよ、調査に向けて出航です。
さて、今回はどんな世界が私を待っているのでしょうか?楽しみです。
海が荒れないことを祈って、航海へ行っています!!
皆さんも祈っててください。

そういえば、フィリピン沖で発生した熱帯性低気圧が今朝方に台風17号になったらしいです・・・
この先いったいどうなるの??

「なつしま」から見えた那覇空港「なつしま」から見えた那覇空港

「なつしま」から見えた沖縄本島「なつしま」から見えた沖縄本島


海洋研究開発機構(JAMSTEC)NT11-19JAMSTEC「なつしま/ハイパードルフィン」による沖縄トラフ深海生物調査航海

新江ノ島水族館は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)と深海生物の長期飼育技術の開発に関する共同研究を行っています。

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら

触ってもいいの?

どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。

“えのすい”はなにをするの?

打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。

生きたまま打ち上がった生き物はどうなるの?

浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。

水族館で救護することはあるの?

どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。

RSS