朝8時、種子島北沖にて、ドレッジと、ソリネット。底物採集はこれが最後です。
観測が終了すると、船はすぐに次の目的地に向けて移動しますが、きょうは種子島の西之表港へ入港しました。
入港作業で船員さんが忙しく働いている邪魔にならないように、私たちは「洗い出し」後の砂から生物を拾い出す作業を続けていました。
雨が少し降ったり止んだりで、カッパも脱げません。
浜で打ち上がっている野生動物をみつけたら
どんな病気を持っているかわからないので、触らないようにしてください。
打ち上がった動物の種類や大きさ、性別などを調査しています。
さらに、種類によっては博物館や大学などと協力して、どんな病気を持っているのか、胃の中身を調べ何を食べていたのか、などの情報を集める研究をしています。
浜から沖の方へ戻したり、船で沖へ運んで放流するなど、自然にかえすことを第一優先にしています。
どんな病気を持っているのかわからないので、隔離できる場所がある場合は救護することがあります。しかし、隔離する場所がない場合、さらに弱っていてそのまま野生にかえせないと判断した場合は、他の水族館や博物館と連携して救護することもあります。