飼育下におけるアケボノクラゲ Chiarella jaschnowi (Hydrozoa Anthomedusae) の餌の選択性

2012年10月
2012年度 日本ベントス学会・日本プランクトン学会合同大会(ポスター発表)
笠川 宏子 ・ 小谷野 有加 ・ Dhugal J.LINDSAY ・ 三宅 裕志



飼育下におけるアケボノクラゲ Chiarella jaschnowi (Hydrozoa Anthomedusae) の餌の選択性

笠川 宏子(1), 小谷野 有加(1), Dhugal J.LINDSAY(2), 三宅 裕志(3) 

 (1) 新江ノ島水族館 (2) JAMSTEC (3) 北里大学

要旨
 アケボノクラゲ Chiarella jaschnowi は、中・深層に生息するヒドロクラゲ類の一種である。本種は、有人潜水調査船「しんかい2000」を用いた北海道道西沖後志海山南斜面における調査潜航の際、水深627m、678m、685m にて確認され、日本初記載となった(三宅ら,2004)。野外の観察を行うには時間が限られているため、本種の生態を詳細に知るためには、長期飼育して観察することが必要である。また、飼育を長期継続させるためには、適切な餌を見極め、与えることが必要不可欠となる。ここでは、飼育下で観察された本種の餌の選択性について報告する。

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