ツキヒハナダイは、台湾、東シナ海、フィリピン、オーストラリアなどに分布し、日本では、2008年に鹿児島県の奄美大島で初めて採集されました。その後、静岡県、高知県、和歌山県、沖縄県からも標本に基づく記録があるようですが、相模湾からは正式な報告はありません。
深場に生息する魚で、これまで日本沿岸では、最も深くて水深 320mからの報告がありますが、今回採集された個体は、水深 90mより釣り上げられ、えのすいに搬入されました。
「ツキヒハナダイ」の和名は背鰭(せびれ)、尾鰭(おびれ)の下葉の黄色を月に、体の赤い色を太陽(日)に見立てて名付けられています。
月(黄色)と日(赤色)の鮮やかなコントラスのツキヒハナダイ。私たちえのすいトリーターも初めて見る魚です。みなさまもこの機会にぜひ見に来てください!
※短期間の展示となる可能性があります。ご了承ください。