2025年12月30日

もふもふの傘を持つクラゲ「ミノクラゲ(蓑水母)」展示!

  • 展示開始日:2025年12月27日(土)~
  • ミノクラゲ (蓑水母)
  • 学名:Lobonemoides robustus
  • 傘の直径:約 15cm
    展示場所:クラゲファンタジーホール

ミノクラゲは、成長すると傘の直径が 50cmほどになり、傘の上面には毛のような多数の突起が現れます。アジア圏でよく使われていた雨具の名前が和名になりました。
マレーシアやタイ、フィリピンなど東南アジアに生息し、現地では食品加工用に本種を対象とした漁が行われており、重要な水産種となっています。

今回展示しているミノクラゲは、今年 12月に実施したタイでのクラゲ調査(当館は不参加)で採集された野生個体を共同研究機関であるブラパ大学海洋研究所から送っていただいたものです。これまでの調査では見かけなかった小型の野生個体なので、育成の難しい種ではありますが、ぜひ大きく育てて、本種の特徴である傘上のもふもふが伸びる過程なども観察できればと思います。

※生物の状態により、短期間の展示となる可能性があります。ご了承ください。

[協力]
ブラパ大学海洋科学研究所
Institute of Marine Science, Burapha University

[共同研究]
「東南アジアにおけるクラゲ類の種多様性および食用クラゲ類の生態的役割の解明」
科研費研究代表者:三宅裕志(北里大学)

クラゲファンタジーホール

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