2026年07月19日
トリーター:松田

降ってなくても その 2

最近は暑い日が続いていますね。噂ではまだ梅雨は明けていないとのことですが、こんなにピーカンなのにそんなことはないだろうと思ってしまいます。私は昨年に晴雨兼用の傘とやらを買ってみたのですが、晴れているのに傘を差すことにいまだに馴染めていない、獣医師の松田です。

さて、前回のトリーター日誌 では、雨が降っていなくても傘を使っている例をご紹介したのですが、今回はその第 2弾です。

こちらは 「アシカにごはん」 のイベント後の、ミナミアメリカオットセイ「ルシア」と加藤トリーターです。この背中から、ひと仕事終えた感が伝わってきますね。反対に、写真だとわかりづらいことなのですが、この日はよく晴れていました。それにもかかわらず、加藤トリーターは「ルシア」と相合傘をしながら、イベントをおこなっていたのです。
うらやましい! 私も「ルシア」と相合傘したい! というご意見もあるかと思いますが、これはただ単に、加藤トリーターと「ルシア」が仲良しだというわけではなく、「ルシア」を日差しから守るために「日傘」をさしているのです。

「ルシア」は過去に白内障の手術をおこなっており、その名残りで今でも、明るすぎる場所だと眩しさを強く感じてしまうことがあります。
曇りの日に外に出る分には問題ないのですが、強い日差しの下だと目をつむりがちになってしまうことも。そこで担当トリーターたちが考えたのが、ルシアを陽の光から守ってくれる、この「日傘作戦」でした。晴れた日でも、おでかけしたい! となったときには傘が大活躍で、このおかげで「ルシア」がおでかけできる時間も場所も増えました。

日傘の下でしっかりと両目で加藤トリーターを見つめる「ルシア」日傘の下でしっかりと両目で加藤トリーターを見つめる「ルシア」

病気やけがなどをしてしまうと、できなくなってしまうことがあるのは、ヒトでも動物でも同じです。そのときに、ただ諦めて制限をかけるのではなく、どうしたらまたできるようになるか、できなくなる前の状態に近づけられるか、それを考えるのも私たちトリーターの役目なのだと、この優しい傘の使い方を見て改めて感じました。
これからも、みなさんの前に「ルシア」が傘と一緒に登場することがあると思います。そのときはこの話を思い出していただき、「ルシア」の眼の負担にならない程度の温かい眼差しを向けていただければうれしいです。

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