こんにちは。夏がやってきましたね! 6月頃までは、「今年の夏はちょっと涼しいかも… ?」と期待していたのですが、先週頃から急激に暑くなってしまいました。ちょっと外に出るだけでも全身から汗が噴き出てきます。干物にならないようにしっかり水分補給をしたいと思います。みなさんも熱中症には十分注意しましょう!
前回のトリーター日誌 で初めてクラゲ採集にいったときのことを書きましたが、この 2か月の間に 20回ほど採集に行き、24種のクラゲと出会いました。
特に 7月に入ってからは、江の島では珍しいクラゲも出現しており、クラゲ担当の間では「今年は当たり年だね」といわれるほどです。台風や気候の影響なのか、黒潮の蛇行が終わったからなのか、はっきりとはわかりませんが、採れるクラゲが多いとテンションが上がります。7月の上旬には、吉田史上最多の 8種採集することができました! たくさん採れてうれしかったので、そのとき採れたクラゲを紹介します!
この日採れたのは、どれも 5 ㎜ 以下の小さなクラゲです。顕微鏡で見ながら一つずつ同定しました。(たくさん採れるとうれしい一方、この作業がとても大変)
それでは、採れたクラゲ 8種をご紹介します!
まずは、コモチカギノテクラゲ

江の島では春先からよく出現していて、特に今年は数が多く、個人的には採れるとほっとするクラゲです。
傘の中でクローンをつくって増えることができます。
エイレネクラゲ

夏の江の島の代表選手! 最近は目視で確認できるくらいたくさん見られています。
他のクラゲを食べてしまうので、持って帰るときには他のクラゲと分けるなど、注意が必要です。
コツブクラゲ

前日に Wトリーターがたくさん採集しており、この日もたくさんいました!
コモチカギノテクラゲと同様にクローンをつくることができるクラゲですが、コモチカギノテクラゲが水管の上にクローンをつくるのに対し、コツブクラゲは口柄の周りにクローンを作ります。
エダクラゲ

一か所の触手瘤(しょくしゅりゅう)から、触手が複数伸びるのが特徴です。この写真では 2本ずつ触手が伸びています。傘は丸っこい形をしています。
ミサキコモチエダクダクラゲ

噛みそうな名前ですね。エダクダクラゲによく似たクラゲです。ミサキコモチエダクダクラゲも口柄の周りにクローンをつくることができます!
エボシクラゲ

江の島で出現するのはやや珍しいそうです。傘のてっぺんがとび出て、烏帽子(えぼし)のような形をしていることが名前の由来です。
ギヤマンクラゲ

この日採れたのは 3 ㎜ほどのまだ稚クラゲで、大人になると触手が増えます。「ギヤマン」は昔の日本で「ガラス製品」を表す言葉で、傘が透き通っています。
カラカサクラゲ

カギノテクラゲと同じ淡水クラゲ目のクラゲですが、見た目は全然似ていない(と私は思っています)。傘が透明で薄いので、よく探さないと見落としてしまいそうです。比較的沖合でみられるクラゲなので、江の島に出現すると「外からの風が吹いているのかなー」と感じると先輩トリーターは言っていました!
今年は本当にいろいろなクラゲが出現しているようで、毎日のように珍しいクラゲが採れています。今日はどんなクラゲが採れるかな? とわくわくの毎日です!
7月から クラゲサイエンスの毎日採集水槽 もリニューアルしているので、“今日採れたクラゲ”をぜひ見に来てくださいね!