浦﨑です!
今回は 2026年 7月 14日に実施した相模湾鯨類調査で出会った、ハナゴンドウについてご紹介します! 詳しい調査のようすは フィールド調査 に掲載されていますので、ぜひチェックしてみてください!
個体識別とは、体の特徴をもとに、一頭一頭を見分けることです。鯨類の場合、背びれの形や傷、体表の模様などを手がかりに識別をおこないます。
相模湾で出会ったハナゴンドウたちも、一見するとみんな同じように見えますが、実はそれぞれ違いがあります。背びれの欠け方や傷の位置などを確認しながら、一個体ずつ記録し、番号をつけています。
今年度の調査の楽しみの一つは、昨年度に識別したハナゴンドウの群れに再び出会えるかどうか! と 前回の日誌 でもお伝えしました。7月の調査でも狙い通り、ハナゴンドウに出会うことができました。昨年は 3回連続で鯨類を発見できないこともあったので、この「狙い通り」観察ができていることがまずすごいんです! とってもうれしいことです!
7月 14日の調査で出会った個体識別は、実はまだまだ途中ではありますが、現時点では 25頭識別できています。調査後のミーティングでは、「これまでに見たことある個体がいるかも!?」と盛り上がっていましたが、いざ個体識別をするためにデータを全て確認してみたところ、今回の群れも全頭が初めて確認した個体でした。
これまでの調査で出会った個体との再会!とはいきませんでしたが、今回もとっても分かりやすい特徴を持つ個体がいたので紹介しますね。
まずはこちら↓
背びれの付け根部分がフォークみたいに欠けています。背びれ全体が見えないと識別は難しいですが、見えれば一目瞭然です。
続いてはこちら↓
背びれ先端部分が網をかけたみたいになっています。体側に丸い傷跡がたくさんあるのも特徴的!
そしてお次はこちら↓
今回出会った群れの中では、個人的にお気に入りの個体です。まだ体が全体的に黒っぽく、傷もあまりついていません。お気に入りポイントは背びれの形です。他の個体よりも三角形△で先端も丸みがあり、かわいらしいフォルムです。
続いて、、、↓
この個体も全体的に黒っぽい体ですが、頭部だけもやっと白くなっています。写真が遠くても、少し画質が悪くても、この頭の白い部分が見えるとこの個体かも? と手がかりになるのでデータ整理中、浦﨑はとても助かっています。
最後はこちら↓
とっても特徴的な背びれです! これだけ分かりやすいと下の写真のようにやや遠かったり、逆光で背びれの傷模様が見えなかったりしても、この個体だと分かります。
現在、25頭くらい識別できていると冒頭でお伝えしましたが、識別が終わったのは実は「右側から撮った写真のみ」なんです。これから左側の写真も地道にチェックしていきます。
そして今回は、ドローンで空撮もおこなったので、その画像をもとにさらに識別ができるかどうか、わくわくしているところです。浦﨑の個体識別作業はまだまだ続きます!!次回もお楽しみに!