深海・クラゲを担当しているトリーターたちは、ほぼ毎日、江の島でクラゲの調査採集をさせていただいております。 目の細かい観賞魚用の手網を、釣り用のたも網の柄に取り付けたもので水中を探り、小さなクラゲを採集しています。
目に見えるほどの大きさのクラゲがいれば確実に採れるのですが、一見何もいないような状態では運にかける部分もあります。 漂流物が溜まっているような所には、遊泳力の弱いクラゲがいることもあるので、そのような場所に網をいれて、クラゲが入ることをイメージしながらよじよじと右に左に網を引きます。 ときどき、網にクラゲが入っていることが確認できることもありますが、大抵見えないので網をバケツの水で洗って、入っているであろうクラゲをバケツにリリースします。
若手のトリーターたちは、現地で透明な小容器に移して現地でクラゲを確認しているのですが、私は あの近くの小さな字が見えないあれなので、水族館に着いてから光を当ててクラゲを確認しています。
クラゲは出現情報を受けてから現地に赴いても、すっかりいなくなっていることもよくあります。 きのう採れたからといって次の日も採れるとは限りません。
という訳で、本日の毎日採集は何も採れませんでした…
過去の毎日採集水槽