2025年11月26日
トリーター:島森

きのうの「たべたいむ~ペンギン~」

きのう(11月 25日)も 15:45からいつも通り「たべたいむ~ペンギン~」をお届けする予定でした。いや、いつも通りお届けはしました。したんですが、始まる前からペンギンたちがあまりにも自由すぎて …。個人的には今までで一番おもしろすぎる「たべたいむ~ペンギン~」の時間になったので、今日はそのようすを書こうと思います。見に来てくださった方は、思い出しながら読んでみてください(^^)

ペンギンたちの飼育舎の中に階段を上って 2階へ上がれるところがあります。
先日の加藤トリーターの日誌にも書いてあった、「ホワイト」と「ユメ」が卵を温めているところですね。昼間は上がれないように板の仕切りで閉じてあります。最近、その仕切りを乗り越えて 2階へ上がるのがブームのペンギンがいます。それは「ウメ」と「コハク」です。この 2羽はつがいなので、一緒に新しい縄張りを探しているのかもしれません。きのうも準備をしている段階で階段にいたので、「上がらないよ~」と言いながら何度も降ろしていたんです。

トリーターがみんなバックヤードへ一度戻った時、「ガタン!!」と大きな音が。「たべたいむ~ペンギン~」のスタンバイをしていた石川トリーターと加藤トリーターと共に「嫌な予感」と話しながらそっと中を覗くと … やっぱり! 「ウメ」と「コハク」が 2階にいるではないですか! 板の仕切りは切なく階段から落とされていました。この 2羽だけならまだしも、見ていたら続いて「ユイ」、次に「リリー」、さらに「イト」まで上がっていった。こうなったら仕方ない、ごはんの前に下に降ろそうねと言って始まった「たべたいむ~ペンギン~」。早速中へ入ってすぐにこの5羽を降ろして、ごはんがスタート。

おばあちゃんの「ハク」がカタクチイワシはいらん! と主張したりとありながらも順調に進み始めた「たべたいむ~ペンギン~」。最後は若いペンギンたちの出番。「お待たせ」と言いながらあげていると、今度は産卵しそうな「マリー」が裏のお部屋に帰るー!と主張し始めます。「じゃあ、ごはんは後にしてお部屋に帰ろうね」と帰して、みんなのごはん再開。どこからともなく現れた謎のカタクチイワシを拾い食いしたり(これはたぶん島森が落としたんだと思われます 泣)、他の子の魚を奪い取ったりなど、いつも通りてんやわんやしながらごはんは進んでいきます。

すると石川トリーターがあることに気づきます。2階で「ユメ」と巣にいた「ホワイト」が、バケツを運ぶのに使っていた大きな網のかごを引っ張っているではありませんか。「ホワイト」は巣材にしようと大きなかごを巣に持って帰ろうとしていたんです。いやいや、巣の入り口よりも大きなかごどうするの、「ホワイト」。持って帰っても入り口で詰まってしまいます(笑)石川トリーターが回収した後もしばらくは気になっていたようす。さらにしばらくすると、ふとお腹がすいたことに気づいたのか急に「ホワイト」は下へ降りてきて「たべたいむ~ペンギン~」に参加し始め、「早くくれ~」と主張し始めます。

その反対側で島森は「ナイス」と「コメ」に「もっとくれ~」と主張され、同時に左右から足をつつかれていました。左右同時は痛すぎるよ、お二人さん。後でみたらしっかり私の足にはあざができておりました。

いろんなところで、いろんな子が、いろんな主張。今までにないくらいとっても忙しすぎる「たべたいむ~ペンギン~」になりました(笑)終わった後、バックヤードでみんなで「カオスだった~」と笑いました。こうやって毎日違うことが起こるから、ペンギンたちとの時間は楽しくてたまりません。あしたはどんな笑いが待っているのかな。

フンボルトペンギン「コハク」フンボルトペンギン「コハク」

たべたいむ ~ペンギン~

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