我々は雨の日、傘をさします。 最近は、日傘も手放せないような気候です。
傘は、我々の生活にとても身近なものです。 クラゲ担当にとっても、傘という言葉は毎日のように見聞きします。 クラゲの体の部分を傘と言いますが、実際に名前にカサと入っているクラゲもいます。
現在、えのすいで展示している種類だと、
アマガサクラゲ (雨傘水母)
ハナガサクラゲ (花笠水母)
採集(毎日採集も含む)で採れることもある、
カラカサクラゲ (唐傘水母)
展示はなかなかないですが、
ヒガサクラゲ (日傘水母)
ちょっとひねると、
アミガサウリクラゲ(編笠瓜水母)などでしょうか。
(ちなみに私も名前とクラゲつながりで、このシリーズにエントリーできます。)

そして、今、かさシリーズの中でも推したいのが、アマガサクラゲです。
6月の展示開始より、ずいぶん大きくなりました。
アマガサクラゲの傘をよく見ると、実は、つるつるではなく、つぶつぶとしています。
そして、口腕はなんだか独特な感じがします。 長くもなく、短くもなく、絶妙な長さで、さらりともひらりともうねうねともふわふわとも違う、けっこうしっかりめです。 わたし的には、食虫植物や小さなタコの足のようにも見えたりします。 みなさんもよく見てみてください。
アマガサクラゲは、クラゲ食のクラゲのため、餌として、ミズクラゲを刻んだものを与えています。 水槽内に乳白色の小さな塊があったり、アマガサクラゲの傘の真ん中らへんに何かあるように見えたら、それは与えたミズクラゲ片です。

クラゲにクラゲを、と思う方もいるかもしれませんが、クラゲを食べるクラゲはけっこういます。 クラゲの展示や飼育が、1種類ずつなのは、もちろん毒の有無、強さもありますが、食べられるということもあるからです。
水槽をなんとなく見るのもいいですが、ふと気になったことを少し調べてみたりするのも良いかと思います。