2025年12月04日
トリーター:山本・霜鳥

ヒクラゲ展示します!!

霜鳥:突然ですが、私たちは今、ヒクラゲを求めて広島県まで来ています!

ヒクラゲは、毎年秋頃に瀬戸内海周辺で見られるクラゲで、湘南で夏によく見られるアンドンクラゲに似た立方クラゲの仲間です。ただ、その大きさはアンドンクラゲとは比べ物にならないくらい大きく、世界最大級の立方クラゲとしても知られてます。

山本:数年前にえのすいでも何度か展示をおこなったことがあるのですが、今年、久しぶりにその大迫力な姿をみなさんにお見せできたらと思い、かねてより計画をしてきました。

朝にえのすいを出発して約10時間のロングドライブ。なにも採れなかったらどうしようというプレッシャーに押し潰されそうになりながら、ようやく現地に到着し、とある漁港を下見してみると⋯

霜鳥:さっそくいました!! ヒクラゲです!!! しかも何か魚(※ヒイラギでした)を捕まえている! 刺されると火に触れたように痛むという名前の通り、毒性は強そうです。しばらく観察していたら、丸のみにして食べてしまいました。
非常に大きいので、捕まえるのも一苦労⋯。

山本:ゲット!!! よし!
初日でなんとなくどんな感じで出現するのか、どうやって採集したらいいのかがわかりましたので、下見はばっちりです。これなら採集&展示もできる... はず...! さすがに到着した日にとんぼ返りはきついので、あすの自分たちに全てをかけて 1日目終了。

霜鳥:そしてきょう(12月 4日)。ここで採れなきゃしょうがない。再びプレッシャーに押し潰されそうになりながら、ヒクラゲが出現する夜に再び採集開始です!
ドキドキしながら漁港に着き、海をのぞくと...

「いた!!!!! (大声)」

山本:いました! よかったーーーー!!! 本当に!! 興奮して海に落ちそうになるのを押さえながら、なるべく傷つけないようにそっと水ごとすくいます。

霜鳥:さて、ここからの輸送がヒクラゲの命運を分けると言っても過言ではありません。大型で遊泳力のあるクラゲのため、元気な状態で運ぶことがとても難しいのです。今回、車には大きなタンクにたっぷり水を張って積み、クラゲの体が傷つかないように、内側にビニールもかませました。あとは長時間のドライブにヒクラゲが耐えてくれれば⋯。

山本・霜鳥:ということで、これから安全運転で帰ります!
順調にいけば12月 6日(土)より展示します!
目玉生物となること間違いなし!!
みなさまぜひ見に来てください!

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