2026年06月01日
トリーター:花上

相模湾鯨類調査“プチ”報告書2/∞

みなさん、こんにちは!えのすいトリーターの花上です。
前回 に引き続き、2025年度相模湾鯨類調査の“プチ”まとめを書いていきます!!

2025年度では累計 51時間、総移動距離 940㎞ の調査で鯨類に出会えた回数は 10回でした。そのうち、種を特定することができたものは 6回。

まずは相模湾鯨類調査でおなじみの ハナゴンドウ!!

ハナゴンドウハナゴンドウ

発見回数は 4回! 相模湾で出会える鯨類の 40% はハナゴンドウでした!
調査の最初にハナゴンドウが見られるとほっとする… 調査メンバーの中では、そんな位置づけとなっています!
ハナゴンドウは頭の形と体色が他種と異なり、遠方からでも見分けやすいです。動きも比較的ゆっくりしていることが多く、写真や記録をたくさん残せます。そして、個体ごとの特徴も分かりやすいです。色合いや傷の位置、背びれの欠け具合などで個体を識別していくことができれば、その個体がずっと相模湾にいるのかとかもわかってくるかもしれません!!

続いて、花上いち押しの種類 スジイルカ!!

スジイルカスジイルカ

見た目はザ・イルカですが、模様が特徴的な種類です。特に、目元を通る黒い線がきれいで、花上的には 90種類以上いる鯨類の中で No.1の美しさです!
2025年度では、1度しか発見できていませんでしたが、 前回の調査 で再会することができました!!
スジイルカはストランディング(海岸に打ちあがってしまったりすること)調査では、よく見かける種類でしたが、相模湾内を群れで遊泳している姿は記録されたことがありませんでした。本調査により、スジイルカが日常的に相模湾を利用していることが証明できたと思っています! これはうれしい成果でした!

最後に特定できた種類は バンドウイルカ!!

バンドウイルカバンドウイルカ

2025年度最後、2月の調査で発見しました! この時に驚かされたことは、なんといっても群れの大きさです! これまでの調査では、さまざまな鯨類を発見したとしても多くて 10頭前後の群れでした。
しかし、こちらのバンドウイルカは 100頭以上の大きな群れ!!!

こんな感じで連なって遊泳している状態が、ずっと先まで広く続いていました! まさに圧巻です…。しかも何がすごいって、「岸から見えるんじゃないか!?」ってくらい沿岸を移動していたんです! 目の前の海にこんな光景が広がっているとは、この時まで思ってもいませんでした。
また見たい…。

その他、4回の鯨類遭遇については、残念ながら種を判別できるような写真や記録を残せませんでした。おそらくですが、コマッコウであったり、ミンククジラであったり…。この悔しい気持ちを味わわなくて済むように、今後も調査スキルを磨いていきます!

こうして調査を実施していると、改めて相模湾の広大さであったり、豊かさだったりに気づかされます。水族館だけでは見ることができない景色が、実際の海にはたくさん広がっている…これにはどうしても勝てません。
水族館内をしっかり見つつ、目の前の海に広がる豊かな環境についても語ることのできる、そんなトリーターになりたいものです。

次回は番外編的な感じで、調査のあれやこれやを書いていきます!
続報をお楽しみに!!

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