現在、『えのすいで発見!!たまごっちと海のなかまたち!』を開催中です。
たまごっちたちと関連生物の展示を展開しておりますので、楽しんでくださいね。
この展示の中に「シオミズツボワムシ」(以下ワムシ)があります。これまでの日誌の中でもたびたび登場し、えのすいにくらす生き物たちの中で、小さい口を持った生き物たちの餌となり、展示を支えてくれる陰の立役者でもあります。
紹介されるときは拡大された映像や写真のみの展示であることが多いのですが、今回は実物のワムシをご覧いただけます。顕微鏡で拡大したライブ映像をご覧いただく仕様となっているので、映像に目が行きがちかもしれませんが、ぜひ顕微鏡の下の丸い器にいる実物も見てください。細かーーーい粒が動き回っているはずです。
私たちはこのワムシたちの状態を把握し、安定的に培養するために、毎日水を換え、数を数え、餌を与えてお世話をしています(たまに餌に餌やるの? なんて言われますが、餌の餌こそ大切です!)。もはや水槽で展示しているシラスより、バックヤードのワムシのお世話に費やす時間と手間の方が、ずっと多いといっても過言ではないでしょう。ずーっとワムシたちを見ていると、「お、きょう調子いいね!」とか「きょう元気ないじゃん」みたいなワムシの状態というか、体調みたいなものがなんとなく見えてきます。

さて、このワムシをえのすいで一番食べているのが、カタクチイワシの子どものシラスたち。イワシを漢字で書くと、“ 魚へん に 弱い ”と書きますが、まぁ本当にその通りで、掃除でちょっと底の懸濁物を巻き上げただけで、いとも簡単に病気になります。孵化してしばらくは水も極力動かさぬよう、寝た子のそばで動くがごとく作業をします。よくもまぁこんな生き物が、厳しい海で大きくなるものです。海ってすごい。
これまでのシラス担当者たちがつなぎ続けて、現在育成中の仔魚は全て飼育下13世となりました! このシラスたちも特別イベントの関連水槽に登場しています。
たまごっちを通して、えのすいのいろんなお世話を見に来てくださいね。