2026年05月13日
トリーター:堀内

検査や治療で使う器具いろいろ part3

前回 に続き、えのすいの医療チームで使用している、検査や治療で使う器具を紹介していきます。
まずは「パスファースト」。

こちらの機械は、血液を使って血中のホルモン値を測定することができます。オスでは「テストステロン」、メスでは「プロゲステロン」「エストラジオール」「LH(黄体形成ホルモン)」というホルモンを測定できます。
どのようなときにこの機械を使用するかというと、血中のホルモン値を見て、そろそろ繁殖モードになってきているか、妊娠しているか、出産が近そうかなど、おもに繁殖に関わる時期に使用します。

こちらは「ベトスキャン(臨床化学分析装置)」。

100μl( 0.1 ml)の血液で血液検査をおこなうことができる機械です。体調不良時など、すぐに血液の状態を把握したいときに使用しています。通常は外注にて血液検査をおこないますが、結果が返ってくるまで少し時間がかかってしまいます。しかし、こちらの機械を使用すると約 10分程度で結果を知ることができ、緊急時の対応には必須の機械となっています。

こちらは「心電図(動物用心電図自動解析装置)」。

成長や病状の変化に伴う、心電図の変化をグラフで表示します。心臓のドキドキを波形で表し、心拍数や心臓の拍動のモニタリングをおこないます。心電図の詳しい説明は 松田獣医のトリーター日誌 をご覧ください。

こちらは「電子聴診器」。

動物たちの心臓音や呼吸音を聴くことができます。

こちらの電子聴診器はアプリと連動することができ、心音の録音・再生・送信することが可能で、心音波形をリアルタイムに把握することができます。アプリに記録されているので、後日、心音を聴き直すこともできます。
アプリにはこのように個体の心音と心拍数が表示されます。

前回に引き続き、えのすい医療チームで使用する、さまざまな機械や道具を紹介してきました。
このようなたくさんの機械があっても、検査に応じてくれる動物たちがいなければ意味がありません。検査をおこなうためのトレーニングをおこなっていることによって、動物たちの健康チェックができています。日々のトレーニングは欠かせません。そして、検査ができる状態を提供してくれる、動物たちに負担がかからないように、スピーディーかつ正確に検査ができるよう、私たちも技術を磨いていきます!
段々気温も上がってきて、人も動物も体調を崩しやすい時期となってきました。しっかりと水分をとって、これからも動物たちが元気で、そして健康で過ごせるように、頑張っていきます!

ミナミアメリカオットセイ「ライラ」とえのすい医療チームメンバーミナミアメリカオットセイ「ライラ」とえのすい医療チームメンバー

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