2026年07月26日
トリーター:霜鳥

大水槽の上で…

およそ 100種 10,000匹の魚がくらしている、相模湾大水槽。
それだけの数がいれば 特徴も個性もさまざまですが、なかでも私が最近お気に入りの一匹がいるんです!
その魚が観察できるのはここ!
大水槽の上、ダイバーがショーの前にスタンバイをしている場所の真横です。

撮影協力:Kトリーター撮影協力:Kトリーター

この擬岩の周辺では、ぐるぐると周遊している魚が泳いできたり、ダイバーに興味を持って近づいてくる魚がいたりと、水槽の上からではありますが、いろいろな種類を観察することができます。

1か月ほど前にダイビングショーのアシスト(音響スタッフとの連絡や、ダイバーのサポートをする役目)をしているときに、じっとこちらを見つめてくる魚がふと気になりました。

ウッカリカサゴです。

おそらくダイバーが持っているごはんが気になっていたのでしょう。
ここに来ているようすは何度か目にはしていたのですが、なにか一緒に遊ぶことはできないかなーと思い、持っていた道具を見せてみました。

水中にいるダイバーに合図を送るために使っているベルです。
持ちやすいように、ベルの先はパイプをつなげて、その先にロープが結んであります。
このロープ部分を水中に入れて そーっと口元に近づけてみたところ、なんと口を開けました!
そして、ロープで口の中を触らせてくれました!


相模湾大水槽の中には、ハタの仲間など、体や口の中のマッサージ・クリーニングをしてもらうのが好きな魚が何匹かいます。[ 2025年11月25日 マハタ
カサゴの仲間で試したことはなかったのですが、このウッカリカサゴは、口の中を触られて気持ちよさそうに見えます。
ロープの程良いやわらかさが気に入ったのかもしれませんね。

これは初めての発見だ! とうれしくなり、手当たり次第に他のトリーターたちに報告してしまいました。(笑)

それからきょうまでの約1か月、もっとこのウッカリカサゴと仲良くなりたいと思い、近くへやってくるたびに、口のマッサージをしてみることにしました。

すると、ここ1週間ぐらいは、大水槽の上に行くとほぼ毎回顔を出してくれるようになりました。
今までは気まぐれにやってきていたのに、これはすごい進歩です!
マッサージよりもごはんをねだっている…? ような時もありますが、確実に距離は縮まっている気がして、とてもうれしいです。

ただ、まだこのロープ以外には少し警戒するようで…。
直接触れないかと思い、指を出すとゆっくり後ずさりしてしまいます。

きょうは口を開けるようすをよりクリアに撮影しようと、カメラを水中に入れてみました。
ですが、カメラの方を気にしてしまい、触らせてはくれるのですが、口を開けるところは見せてくれませんでした…。


でもいつかみなさんにも見える形で、ショーの中で紹介したいと思います!
ウッカリカサゴのペースに合わせながら、にはなってしまいますが、少しずつ慣らしていければと考えています。
みなさま お楽しみに!

最後におまけです。
ウッカリカサゴに構うようにしていたら、そのようすを伺いに、ハナミノカサゴもやってくるようになりました。(笑)
最近は2匹並んで、ダイバーの“出待ち”をしていることが多いです。

ダイバーの “出待ち”ダイバーの “出待ち”しっかりカメラ目線しっかりカメラ目線なんとなく出方を伺っている…?なんとなく出方を伺っている…?ちょっと遠くから見つめる…ちょっと遠くから見つめる…

相模湾ゾーン

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