2026年07月13日
トリーター:伊藤

羅臼 2026 Ver.

こんにちは、伊藤です!
今年も去年に引き続き、浦﨑トリーターと北海道・羅臼へ行ってきました!
今回の目的も、相模湾でおこなっている鯨類目視調査に生かすこと。実は今年は 2回船に乗ることができたので、前編・後編の 2回に分けてご紹介します。

今回は、羅臼へ到着した 1日目と、最初の乗船のようすをお届けします!
まずは13時頃、女満別空港へ到着。
お昼ご飯を食べてからレンタカーに乗り込み、羅臼へ向かいます。ナビを設定すると表示されたのは、まさかの「道なり100km」。思わず「100kmが道なりなんだ……」と笑ってしまいました。何度来ても、このスケールの大きさには驚かされます。
道中ではシカやキツネが道路脇に姿を見せてくれました。こういう景色を見ると、「今年も北海道に来たなあ」と実感します。

18時頃に羅臼へ到着し、翌日からお世話になるみなさんへご挨拶。その後は夜ご飯と翌日の朝ご飯、お昼ご飯を買い込み、宿へ。翌日は朝が早いため、この日は移動だけであっという間に終わってしまいました。改めて思いましたが……北海道は本当に広いですね(笑)。

翌朝は 6時に起床。
朝ご飯を食べて港へ向かい、7時15分に出港しました!

去年は出港直後から濃い霧に包まれていましたが、今年は曇っているものの視界は良好。波も穏やかで、絶好のスタートです。
まずはカメラの設定を確認しようと海鳥へレンズを向けると……
撮れた写真は見事なピンぼけ。

しかも私だけではなく、一緒に乗船した浦﨑トリーターのカメラもオートフォーカスが作動しません。船の上で二人そろって大慌て。原因を探していると、私のカメラはレンズのフォーカス切り替えが「MF(マニュアルフォーカス)」になっていました。移動中にスーツケースの中でスイッチが動いてしまったようです。

無事にオートフォーカスへ戻したあとは、海鳥を撮影しながら露出やシャッタースピードを調整していきます。ここで少し、自分の成長を感じることができました。
去年はカメラの設定も分からず、何かあるたびに教えてもらっていました。でも今回は、トラブルの原因を自分たちで探して解決し、撮った写真を見ながら設定も調整できるようになっていました。まだまだ勉強中ではありますが、この一年で少しずつ経験が身についていることを実感できて、とてもうれしかったです。
そんなことを考えながら海を眺めていると、遠くに大きな背びれが現れました。
ナガスクジラです。
ゆったりと泳ぐ姿は迫力満点ですが、船のみなさんは少し観察すると、そのまま次の鯨類探しへ。
相模湾なら大盛り上がりになるナガスクジラも、羅臼では”いつものこと”という雰囲気です。その光景に、この海の豊かさを改めて感じました。

そして10時頃。
マッコウクジラのブローが上がっているとの情報が入り、船は一気にその方向へ向かいます。マッコウクジラは一度潜ると40分ほど浮上してこないこともあるため、潜る前に近づけるかが勝負です。

到着して間もなく潜ってしまいましたが、しっかり撮影することができました! 1個体目は少し斜めになりながら潜っていきました。さらに別の個体にも出会うことができ、今度はきれいな尾びれも撮影できました。初日から順調なスタートです。

そして11時頃、今度は遠くに別の背びれを発見。
近づいていくと……
今回のお目当てだったシャチです!

去年は周りのみなさんが見つけても、「どこだ?」と探してばかりでしたが、今回は自分でも遠くから見つけることができました。
相模湾でも、もっと遠くの鯨類を見つけられるかもしれない。そんな小さな自信につながる出来事でした。
さらに、この日は海の透明度も抜群。海の中を泳ぐ姿まで見ることができ、お腹を上にしたり、仲良く泳いだりと、かわいらしい姿をたくさん見せてくれました。

約 1時間じっくり観察したあと、再び鯨類を探していると、またナガスクジラに遭遇。今度の目標は、ナガスクジラの特徴でもある右下顎の白い部分を撮影することです。
タイミングを見ながら何枚もシャッターを切り、撮れたのがこちら。

どうでしょう……?
よーく見ると、なんとなくツートンカラーになっているような気がしませんか? 少し願望も入っているかもしれませんが、自分では満足のいく一枚になりました。
この日は観察も順調に進み、15時には港へ帰港。着替えを済ませたあとは、お楽しみの食堂へ向かいます。
もちろん注文したのは……
ウニ・イクラ丼!

今年も最高でした。
このために北海道へ来ていると言っても、過言ではありません(笑)。

そして、翌日の食料を調達し、宿へ戻りました。
今回の乗船では、ナガスクジラ、マッコウクジラ、そしてシャチを観察することができ、大満足の一日となりました。さらに、鯨類を見つける力やカメラの扱いなど、自分自身の成長も実感できた一日でもあります。
そして翌日は、この日とはまた違った出会いが待っていました。そのようすは、次回のトリーター日誌でご紹介します!

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