2026年09月22日
トリーター:笠川

長生き

健康に長生きしたいものです。
長生きといっても生き物ごとに寿命は違いますし、どのような環境で生きているかでも変わってくるでしょう。

えのすいの相模湾大水槽で一番長生きの魚(長く飼育されている魚)は、イセゴイという魚です。 うろこが大きく、目も口も大きい、銀色の渋い魚です。

イセゴイイセゴイ

イセゴイはこの1個体だけです。 私にとってもちょっと特別な個体でもあります。 なぜなら同い年だからです。
このイセゴイは、旧・江の島水族館時代に幼魚で搬入されていますので、相模湾大水槽で唯一、旧・江の島水族館を知っている魚です。
イセゴイは他の水族館でもわりと展示されていますので、ものすごい珍しい魚というわけではありませんが、えのすいのこの個体は長い年月、えのすいで過ごしてきたという意味でとても特別な存在だと思います。 年は同じですが、えのすい歴では大先輩です。 何度か大丈夫かな、と ひやっとするときもありましたが、今年も元気に過ごしてくれています。 このまま飼育年数を延ばしていってくれたら、うれしいです。 昭和、平成、令和を生きるイセゴイ。 これからの未来もともによろしくお願いします。

長生きということを少し違った角度から見ると、クラゲのポリプは、クローンを作り続けるということで長く生きています。 クラゲでは寿命がありますが、ポリプでは環境が良ければ半永久的に生き続ける可能性があります。
えのすいのパシフィックシーネットルのポリプは、1994年にモントレー湾水族館からやってきていますので、こちらもえのすいの歴史を語る上で重要な生物です。 みなさんがクラゲファンタジーホールで見ているパシフィックシーネットルは、まさにこのポリプがあってこその展示です。ポリプってすごいですよね。

パシフィックシーネットルパシフィックシーネットル

これからも大切に飼育を続けていきます。 そしていつまでも美しいクラゲの姿をお見せできるよう頑張ります。

えのすいも、これからの何十年先も元気な水族館であり続けられるよう、日々を大切に積み重ねていきます。

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