2025年11月29日
トリーター:園山

「くらべてみよう サンゴとわたし」2:お気に入りのモフモフイソギンチャク

11月 21日から えのすい特別企画展「くらべてみよう サンゴとわたし」 がスタートしました!
早速 23日のトリーター日誌 に、吉田トリーターがそのことを書き込んでくれましたね。
今回はその第二弾!!
「サンゴとわたし」としているのに、イソギンチャク? と不思議なタイトルに見えるかもしれませんが、どういうことか説明しましょう。

一般的にイソギンチャクは、イソギンチャク目と呼ばれるグループに含まれる生き物を指すことが多いです。 ちょっと例外もいます。
そのイソギンチャク目をもっと広く見てみると、六放サンゴ綱というグループに含まれます。 六放サンゴ綱には、暖かい海の太陽の光がさんさんと降り注ぐイメージのイシサンゴ目の仲間(そんな場所にいないイシサンゴ目もいますが)が含まれます。

なるほど、なるほど、、、 説明すればするほど例外ばっかりで訳が分からなくなりますね。

正確にお伝えすようとするとそうなっちゃいますが、とりあえず、六放サンゴというグループの中に、イソギンチャクのグループとイシサンゴなどのグループがあると思ってください。 ここまで聞くと、イソギンチャクのグループとそうでないもので区別できると思われますが、ここからがやっかい。
六放サンゴ綱には同列で、八放サンゴ綱というグループがあります。 サンゴとついていますね。 そう、この八放サンゴ綱のなかには、宝石になるサンゴ科やフィールド調査などで江の島の海底で確認できるウミトサカなどが含まれます。

つまり、イシサンゴのグループとイソギンチャクは近いグループですが、それよりも遠いサンゴの仲間と呼ばれるグループがあります。下の図をご覧ください。

こうなると、サンゴの仲間を簡単にくくる良い分類は見当たりません。 あくまでこちらが都合よく読んでいるのがサンゴという呼称です。 イソギンチャクも見方次第ではサンゴの仲間ですかね。
ということで! 今回の展示ではイソギンチャクコーナーもあります。 それについてはまた誰かがトリーター日誌で紹介してくれることでしょう。
このことは、今回の展示物のなかでも触れていますので、ぜひえのすいにお越しください。

今回のトリーター日誌は、最近私一押しのイソギンチャクを紹介です!
イソギンチャクのなかでも、私の一押しはダーリアイソギンチャク。
ダリアの花のような形からその和名がついたといわれていますが、ダーリアイソギンチャクの学名の multicornis は多くの角という意味のようです。 たしかに、たくさんの触手が角のようにも見えますね。
私の一押しポイントは、このやわらかそうなまんまるな姿! 海底をころころ転がって移動するようですが、モフモフしていそうで一度でいいから顔をうずめてみたいですね(現実的には刺胞毒に刺されるのでしょうが 。。。 )
最近は えのすい公式SNSのX でも何度か取り上げられていますね!



実は最近、ダーリアイソギンチャクのびっくりする姿を見る機会がありました。
それがこれ、先ほどの画像のダーリアイソギンチャクと比べると、差は一目瞭然。
一瞬、違う生き物と交換したのかと思うくらいでした。

総じてイソギンチャクは、調子を崩したときに縮みます。 私がこの姿を見た前日は、こんなにも縮んでいるようすはなく、正直この姿を見たとき、あっ、、、 もうしんどいのかな。 と覚悟しました。
しかし、そんな予想に反して徐々に元気を取り戻したようで、このトリーター日誌を書いているきょうも、元気いっぱいにモフモフしています。 縮んだところを見ると、その形はやっぱりイソギンチャクの仲間なんだなと再認識しました。 なんで縮んでいたのかは謎ですが、モフモフしてくれて一安心です。

これからも、ずっとモフモフしていてくれるように。
ダーリアイソギンチャクのぬいぐるみとかないものか。。。。
あったら買お。 枕にしたい。

えのすいにはサンゴの仲間、イソギンチャクの仲間はまだまだいます!
これからもたくさん紹介していきますので、ぜひ見に来てくださいね!

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