毎日、開館前と閉館後に水槽の見回りをしていると、なかなか珍しい光景だったり、面白い場面に出くわすことがあります。
今回は相模湾大水槽での、ちょっとおもしろい魚たちをご紹介します。
その1 ウツボの集会
相模湾大水槽のウツボたちは、環境に慣れているため底ででろーんとなっています。
本来は、警戒心が強いので岩の隙間や海藻の影などに隠れる習性があります。
そこかしこに転がっているウツボたちは見慣れた光景ですが、このように集合している姿はちょっと珍しいかも。
集会でも始まるのかな?
その2 ツチホゼリが見ている景色
ツチホゼリは南方系の魚で、相模湾ではけっこう珍しい魚です。
行動パターンは、岩肌でじっとしているか、水槽をぐるっと回遊しているかのどちらかです。
この日は、丸い窓のところでじっとしていました。哀愁漂う後ろ姿です。
眺めが良さそうですね。この角度だと、ちょうどメインパネルの方向ですので、みなさん見られているかも知れませんよ
数時間後、こっちを向いてました。
その3 ライオンキングごっこ
こちらは長い窓の所からのショット。
この岩の下はズドーンと底まで一直線です。
トラウツボは最近、この辺の擬岩にいることが多いのですが、この角度から見ると気高いですね。ライオンキングを彷彿とさせます。
毎日、毎日、いつもと違う事が起こっている相模湾大水槽は、きょうも賑やかです。