2007年03月07日
トリーター:戸田

餌料搬入

きょうは早朝から餌料の搬入作業を行いました。
水族館では複数の業者からさまざまな餌料を購入していますので、餌料搬入は特別な作業ではありませんが、きょうはイルカやアシカ用のサバ、サンマ、イワシ、シシャモを合計 3,000kg搬入しました。
イルカなどには鮮魚を与えていると思っている方がいるかもしれませんが、すべて冷凍した餌料を使っています。
最大の理由は寄生虫対策で、冷凍することにより寄生虫が駆除できるのです。
私たちが食べる鮮魚のさしみには余り寄生虫はいませんが、種類によっては寄生虫が多く、おいしく食べた後、激しい腹痛で即入院ということもあります。
魚を丸のまま食べることが多いイルカやアシカは寄生虫がいれば確実に食べてしまいます。
業者は魚を新鮮なうちに 10~ 15kgのブロックにして急速冷凍後 −30~ −40度の冷凍庫で保存します。
水族館ではトリーター 6人が 30分かけて −20度の冷凍庫に運び一時保存します。動物には毎日必要な量を解凍し与えています。
この餌料搬入作業、実は 1週間に 1回おこなっています。
恐るべしイルカ、アシカの餌の消費量です。

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