2007年03月08日
トリーター:今井

時間にルーズも必要?

上野動物園では、人工的に冬眠させたツキノワグマが想定より 3週間も早く目覚めの兆候を見せたそうです。
室温は調節されているので、原因は良く分からないらしいです。

早い目覚めといえば、私は 2月中旬の暖かな日、取り込んだ洗濯物にアシナガバチ?がくっついていてビックリしました。
内・外的要因が複雑に関係するのでしょうが、種の中でふ化や目覚め(冬眠、乾眠など)の時間がピッタリ揃ってしまうと、天変地異等があった場合などに、その種類は大打撃を受ける可能性があります。ですから、どんな生き物も、「ハンドルの遊び」を持っています。
熱帯卵生メダカの受精卵では、雨が 1回でふ化するものに混じり、もう一度乾いて 2回目の雨に濡れるとふ化する卵もあります。母川回帰で有名なサケも 2~ 6年目に分かれて遡上します。

一見ルーズな出来事も、大きな物差しで考えると重要な役割を担っているかも知れませんね。

メダカメダカ

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