2007年03月10日
トリーター:足立

お元気ですか?

きょうお客さまの前で「みなさん、風邪やインフルエンザにはかかっていませんか?」と話し始めたら、一番前に座っていた男の子より「学級閉鎖になったー!」とのお返事。
彼自身は元気いっぱいだったので、インフルエンザにはかからなかった側なのでしょう。よかったね~。

季節の変わり目や気候が不安定な時などは、新江ノ島水族館のスタッフの中にも「風邪ひきさん」が続出することがあります。でも、不安定な環境の中で体調を崩すのは、もちろん人間ばかりではありません。魚たちも同じこと。じーっと動かなくなったり、餌を食べなくなったり、体の色艶が悪くなったり。
言葉をしゃべれない魚たちの「具合が悪いよサイン」を出来るだけ早くキャッチするべく、私たち飼育スタッフは注意深く彼らを観察しています。もしも病気の魚を発見したら、薬を入れた水槽の中でしばらく飼ってみたり(薬浴)、薬を混ぜた餌を食べさせたり(経口投与)といった方法で、治療を試みます。
ぐったりしていた魚が、元気を取り戻してスイスイ泳いだり、パクパク餌を食べてくれるようになると、本当に嬉しいものです。
でも、魚も人間も体調を崩さないように予防をすることが一番大事ですよね。
本当の春はすぐそこまで来ています。体調の自己管理、頑張りましょう!

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