おととい、逗子の方から電話が入りました。
「海岸で、この前卵を産んだ親ガメが死んでるの・・・ 。」
実は今年6月19日に逗子海岸でアカウミガメの産卵があり、先日 9月4日に旅立っていったばかりだったのです。

私は当直明けでしたが確認に行きました。
逗子に行く途中海に目をやると、波打ち際にたくさんの海藻やゴミが打ち寄せています。台風の影響です。
現場ではすでに何人かの見物の人がいました。その中央にはウミガメが横たわっていました。残念な姿です。
そしてよく見るとアカウミガメではなく、アオウミガメでした。少なくとも電話で話されていた「卵を産んだ」主とは違いました。台風の大荒れの中おぼれてしまったのでしょうか？

またここ数日、水族館で取水している海水の比重・塩分が非常に下がっています。
多くの水槽ではわずかに行っている新鮮海水のかけ流しを中断せざるを得ない状況です。それでもあまくなってしまったため、いくつかの生き物が調子をおとしています。
心配な状況です。台風の影響です。
関東を直撃した台風の余波はもうしばらく続きそうです。