2007年12月25日
トリーター:北田

2007年、深海コーナーのワン・ツー・スリー

ひとーつ、ひとけの無いこの場所を
ふたーつ、ふらっと覗いてみれば
みっつ、見事な生命(いのち)の世界よ

2007年もあっという間に過ぎてしまいました。
早かった・・・ 。
また来年も、あっという間に春が来て、夏が来て、となるでしょう。
節目を迎えますので、今年一年を振り返ってみてベスト 3にしてみました。


えのすい深海コーナー 2007
私の勝手なベスト 3

1位 9月6日 ダイオウグソクムシ登場
「巨大ダンゴムシ」という言葉が浸透しました。その他「ハマダンゴムシ」「ダンゴムシ」からでもネット検索で登場するほどに・・・ 。
館内を見ていると「ダンゴムシ~」と叫びながら深海コーナーへ向かうお客さまも多かった。
将来、きっと学校の授業で先生が「深海ってどんなところ?」って聞くと「大きなダンゴムシがいる!」と答える生徒がクラスに一人でてくるはず。

2位 3月17日 化学合成生態系大水槽完成
ゴエモンコシオリエビがチムニーにワラワラと群がり、水槽右には相模湾の深海を再現した。
深海の特殊な要素をぎゅっと詰め込んだ世界初の水槽の前に立つと、潜水船に乗らないと見ることができない世界が広がっている。
最も「可能性」を秘めた水槽。

3位 3月17日 標本コーナー登場
最初は展示数も 2種であったが、現在は 12種と大増量。
「魚が見たい」という声があるので、長期飼育が難しい魚類を標本としてでもお見せできればと思っています。
今後も増えて行くと思います。

この他に出張授業や発表などがありましたが、個人的にはトリーター日誌の話をちょっとしたいと思います。
今年は 30回、このトリーター日誌に登場いたしました。
一年を振り返ると前半は手書きイラストで、後半は深海生物小説やDEEP IMPACTなどと、ちょっと目線を変えた日誌シリーズをお送りしてきました。

せっかくなのでこれまた勝手に私のベスト3。

1位 9月16日 「ファーストインパクト」
2位 7月16日 深海生物小説 1「 15番のユノハナガニ」
3位 9月19日 深海生物小説 6「Drグソー診断所」

来年ももっともっと頑張りますので、“えのすい”をご期待くださいね。

みなさま、よいお年を!みなさま、よいお年を!

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-

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