相模湾内でこの時期盛んに養殖されるものにワカメがあります。江の島の沖合いでも、地元の漁師さんたちがワカメをロープにつるして育てています。
漁師さんの中には、新江ノ島水族館のまん前の浜の沖合いで、シラス漁を営んでおられる方がいるのですが、年明けから 3月頃まではシラスの資源保護のため、全面禁漁となります。
その漁のできない時期に合わせて、ワカメを養殖します。
例年 11月から 12月にかけて幹ロープに苗を付けて海面から一定の深さのところにつるします。ちょうど 1月から 3月の相模湾の海水温や光の強さがワカメの成長に向いた条件となるのでしょう。
3月には 1メートル以上に成長したワカメが収穫されます。
当館でも毎年恒例でワカメ栽培のようすを展示していますが、今年のワカメは例年と同じようにすくすく育っています。

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[ 養殖の話その 1 ]