2008年02月28日
トリーター:寺沢

インフルエンザの話

あまり知られていないが、インフルエンザに C型がある。私たち、ヒトが罹るのは、A、B、C型のすべてで、動物はA型のみ感染する。

これまでに大流行を起こしてきたのは A型で、スペイン風邪、アジア風邪が有名だ。スペイン風邪は世界の人口の 4分の 1から半数が感染したともいわれている。

A型の表面は、2種類の突起の構造で、例えば、“突起その一の 5番”、“突起その二の 7番”というように識別する。
専門的には、突起を Hと Nの文字で表し、スペイン風邪は H1N1型、アジア風邪は H2N2型。
一方、B型は A型のような大流行は起こさない。
また、C型は幼児の鼻風邪程度で、ほとんど問題視されていない。

海獣類、イルカ、クジラ、アザラシでもインフンエンザ A型の報告がある。
新江ノ島水族館のイルカ、アザラシは、これまでおこなってきた検査ではすべて陰性であった。

イルカショースタジアム

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