2008年03月27日
トリーター:浜田

鮎の遡上について

春本番、本日ぽかぽか陽気、このような日にピッタリの俳句があります。
与謝蕪村の句、

春の海終日(ひねもす)のたりのたりかな

ポカポカ陽気の日に一日中のんびり過ごすようすをあらわした句です。
私もこの句を体験する為、相模川に散歩に出かけました。散歩の先は、寒川取水堰鮎の遡上を見るためです。
秋に産卵し冬にふ化した鮎の稚魚は、海で 5cm前後まで成長し、春 3月から 4月にかけて川を遡上して秋まで大きく成長します。
この遡上の時、行く手を遮る大きな難関が堰です。
この難関突破の為、堰をジャンプしながら乗り越えて行きます。中にはジャンプに失敗して浅瀬に打ち上がり、サギやカモメの餌になる鮎も見られました。
このような魚のジャンプを、身近に見られることができる水槽が、川魚のジャンプ水槽です。
終日“のたりのたりかな”でじっくりジャンプ水槽を見学してください。

川魚のジャンプ水槽川魚のジャンプ水槽

相模湾ゾーン

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