2008年08月25日
トリーター:大内

サメのお話

今月に入り、和歌山県のとある海岸近くでサメの目撃情報が数回あったそうです。
みなさんは「サメ」と聞いてどんなことが思い浮かびますか?

獰猛    危険    凶暴

といったことが思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか?
きょうはそんなサメについて話したいと思います。

先ほどもいいましたが、サメは「危険な生物」といったイメージが定着している方がほとんどだと思いますが、実は人に危害を加えるおそれのある種類は、サメ全体で約500種類いるうちの 20~ 30種類と、全体の 1割もいないんです。
残りの 9割以上の種は、よほどのことがないかぎり、人を襲ったりはしてこないといわれています。
サメの大きさは種類によってまちまちで、最大のもで約 14m、最小のもので 22cmとかなり大きさに違いがありますが、平均的には 1~ 3mのものが多いとされています。

サメは魚ですが、サバやアジなどのふつうの魚たちとは身体のつくりが違います。
どんな違いかといいますと

( 1) 歯が折れても生えてくる

( 2) 体表がザラザラしている

( 3) 一部の種類は卵ではなく仔魚を生む

といったものです。
その他にもふつうの魚と違うところがありますが、ここでは代表的な違いを 3つを挙げてみました。

またサメはエイと同じ軟骨魚類という種類で、エイと似ています。
そこでサメとエイの簡単な見分け方を伝授したいと思います。
ズバリ見分ける極意は鰓(えら)の位置です。
サメは身体に対して鰓の位置が身体の側面にあるのに対し、エイは鰓の位置が腹側、つまり下側についているんです。

みなさん、早速“えのすい”へ来てサメとエイの違い、確かめてみましょう。

ツマグロツマグロアカエイアカエイ

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