2009年06月23日
トリーター:今井

“川魚のジャンプ水槽”CM3


関東地方では 6月10日に梅雨入りしましたが、梅雨前線が停滞している間は、局地的に大雨が降ることがよくあります。
川が氾濫しそうな時、魚たちは急流にもまれて流されないように安全な場所に避難します。
水嵩が増すと、ふだんは川岸の草むらのような場所に、大小の魚たちが群れ固まったりします。
オオクチバス、コイ、ワカサギ、モツゴなど、ふだん一緒にいたら食べられてしまうであろう魚種たちも、「こんな事態だから勘弁してね」とばかりに混ざり込み、濁流に黒い塊となって、ぼんやり見えるときがあります。
でも、そんなところを狙って捕まえに行く人も中にはいるんですね。
地元の慣れた方で、昔からそうして漁獲してきた人ならともかく、面白半分では危険ですから、みなさんは真似しないでくださいね。

この辺の海岸ですと、悪天候の少し前に浅場に寄るクロダイを狙って、荒海に竿を持ち出す、黒鯛釣氏が昔は多かったものですが、時代が変わったのか、ほとんど見かけなくなりました。

ところで、当館2階の“川魚のジャンプ水槽”では、水量が絶えず変化する河川で、生き生きと暮らす川魚の行動が観察できますよ。
現在のところ、他の水族館ではおこなっていない、遡上行動の展示ですので、ぜひ一度ご覧ください。

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