2009年08月12日
トリーター:植田

地震や台風への備え(非常電源)


きのうは東海から関東地方にかけて強い地震に見舞われました。みなさんのところはいかがだったでしょうか?
当新江ノ島水族館では、特に被害も無く済みました。

またきのうは、本州の南海上を台風 9号が駆け抜けていきました。こちらは西日本を中心に多大の被害を出しました。被害にあわれた方へは心よりお見舞い申し上げます。

地震や台風といった大きな被害をもたらす災害には、日常の備えが大切だといわれます。
特に多くのお客さまに入館していただく施設であり、しかも生き物を扱っている関係上、備えは万全でなければなりません。

前にもこのコーナーで紹介したことがあるかもしれませんが、例えば電気設備はどうでしょうか?
“えのすい”では通常の商業電源とは別に非常用の電源すなわち、非常発電設備を持っています。
万一災害のために停電が生じたとします。これを瞬時に機械が察知して、5秒~ 10秒後には非常発電装置が起動します。それを受けて常用の電源から非常用の電源にスイッチも切り替えられ、お客様の避難に必要な館内照明や放送設備への電源の確保が迅速に図られます。
またそれと同時に生物の生命維持に必要な最低限の機械類―、例えば酸素補給のための送気装置や、温度変化に過敏な生物に対する温度維持に必要な装置とポンプ類への送電がおこなわれるようになっています。

ただしこのような非常用発電設備も、いざという時にしっかり機能するよう、日々の点検がおこなわれていることはいうまでもありません。

水温管理水温管理

RSS