2009年11月11日
トリーター:浜田

実りの柿


実りの秋の作物が店頭を賑わしていますが、関東地方と関西地方では、差があるようです。
私も実りの秋を求めて広島の山に松茸狩りに行って来ましたが、7時間山を探しても 1本も松茸は見つからず、本場京都の山も不作で、雨が降らなかったの原因だとか。
真に残念でなりません。
また広島では台風で牡蠣いかだが流され、数億の被害があったとか。
それに比べて関東地方では台風の被害が多くなく、作物の収穫も平年並みだそうです。

そこで秋の実りの代表格、柿のお話。
甘柿、渋柿、多くの柿がありますが、木守柿(きもりがき)とは柿の実をすべて収穫せず、木になったまま残しておく数個の柿の実のことで、来年の豊作への祈願と野鳥のために残して置くためです。
なんと良い話。それからまだあります。
干し柿、この作り方ご存知ですか?それでは、作り方。
渋柿の皮をむき、へたと茎を残して、茎の部分に梱包用の紐を結び、上下に数個の柿を吊るしていき、大きな鍋にお湯を沸かして置き、沸騰している中に、紐で吊るしてある柿を入れます。
ここで重要ポイント。
時間は 40秒。これを守らないと柿がとろけます。
40秒したら取り出し、物干し竿に吊るします。
20日干せば柔らかい干し柿、白く粉がふく堅い干し柿は 1か月以上。目の前にぶら下がる美味しい物を我慢するには、忍耐が必要です。

こちらはマガキガイこちらはマガキガイ

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