2010年08月22日
トリーター:石川

2010/08/22 まもなく換羽終了!?


夏のペンギンの一大イベント換羽(かんう)がまもなく終了します。現在換羽中のペンギン以外では残り1羽を残す状態です。

でも・・・ 早っ!

昨年は9月中旬までかかっていましたので、半月くらい早く、過去に屋外で飼育していた時と同じような傾向をたどっています。
ペンギンの換羽は気温より日照時間が影響しているのではないかと思っていましたが、今年のような気候を屋内飼育でも察知しているとすると、さまざまな環境条件を体内で処理して生理行動を起こしているのかもしれません。
換羽が早いということは繁殖期を迎えるのも早いということでしょうか・・・
昨日の最終回の、ペンギンストーリーではすでに鳴き交わしが始まりペンギンストーリーそっちのけで鳴き合いをしていました。

まだ換羽が始まっていないのは(このところ毎年最後)、白いタグの“ヒカル”だけです。
いつも夏休みを終えてから換羽を始める律儀者です。

さてこの換羽時期、トリーターにとっては最もペンギンたちの健康に神経質になる時期でもあります。
換羽は思っている以上にペンギンたちにとっては過酷なことのようで、この時期にもっとも病気にかかりやすいのです。
見た目の換羽期間は、1本目が抜けてから最後の1本が抜け落ちるまでの15日前後ですが、実際には換羽前に体重を増やし始めてから、すべてが抜け換って激減した体重をもとに戻すまでが換羽です。
個体によっても差がありますが、1か月くらいの期間です。
激痩せした時期には体力がないため病気にかかりやすく、あわせて日本の夏は高温多湿な環境ということも伴い様々な脅威にさらされています。
呼吸器系疾患のアスペルギルス症、脚にできる趾瘤症(しりゅうしょう)、蚊が媒介する鳥マラリアなどです。

換羽が終わって一年で一番きれいなペンギンが見られる時期まであとちょっとです。

換羽中のフンボルトペンギン換羽中のフンボルトペンギン

ペンギン・アザラシ

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