2010年08月23日
トリーター:足立

ビーチサンダル


夏の履き物といったら、やはり何といっても「ビーチサンダル」でしょう!お客さまの中にも履いておられる方が大勢いらっしゃいますね。安くて楽ちん♪
ちなみに私は沖縄で買った「島ぞーり」を愛用しています。
もはや、夏だけの履き物ではないかもしれませんが、この「ビーチサンダル」の発祥国が日本だったと聞いたらびっくりしませんか?
「ビーチサンダル」=「ゴム草履」。
考えてみれば、もともと「草履」は日本古来の履き物。
1950年代に、日本のゴム製造会社が、特殊再生ゴムを用いて作った草履が、最初のゴム草履だったそうです。
とすると、ビーチサンダルの歴史はたかだか60年。
意外に新しい履き物であるにもかかわらず、日本から海外に輸出され、今では海外でも作られ、100円ショップで買えるような安価なものから、1万円近くするようなブランドものまで、ある意味、ほぼ世界制覇を成し遂げた履き物かもしれません。

値段のことを書きましたが、安いものを意味する「二束三文」という言葉は、その昔、草履を二束で三文の値段で売っていたところから来ているそうです。
ゾウリエビ、ゾウリウオなど、名前に「ゾウリ」とついた生き物はいくつかいますが、相模湾大水槽には、頭の上にビーチサンダルの裏底を冠して、得意げに笑っているような顔の魚がいます。
その名もコバンザメのキューちゃん。
確かに、「コバンザメ」という名前を知っていたら、あの吸盤は小判型に見えるかもしれませんが、靴で踏んだ足跡の模様といわれれば、そんな感じです。

みなさん、ビーチサンダルを見たら、コバンザメのキューちゃんを思い出して、ぜひ、新江ノ島水族館に遊びに来てください。
「人生の価値は、お金持ちかどうかで決まるんじゃないよ!僕なんか、ビーサンの裏で幸せ~♪」
と、いつでも笑いかけてくれますよ。

コバンザメコバンザメ

uogokoro(うおゴコロ)

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