2012年03月04日
トリーター:野村

ホープ祭り


いわずと知れた、2011年5月24日生まれの「ホープ」。
無事に生後 9か月を経過しました。

きょうは、「ホープ」担当として、「ホープ」についてグググイッとお話します!
「ホープ」好きの方にはたまらない『ホープ祭り』です!!

思い返せば、この「ホープ」。私が今まで担当してきた“えのすい”生まれ子イルカの中では一番好奇心旺盛な気がしています。
というのも、「ホープ」が母親の「シリアス」から離れてトリーターの前にひょっこり顔を出し始めたのが、生後 3か月になる少し前・・・ 。

赤ちゃんイルカは母親のお腹の下に隠れていて、こちらに興味を持ちながら恐る恐る顔を出したり、顔を出し過ぎて逆に母親が警戒して自分のお腹の下に隠したり、というパターンが今まで多かったのですが、「ホープ」は母親の「シリアス」から少し離れた所で顔を出すようになりました。

そこで水をかけて遊んでみたところ、とても楽しかったようで、その時を境に毎時間セッションになると、その位置で待っているようになりました。

徐々に体を触らせるようになり、「ホープ」の体を近くでマジマジと見ると・・・ 。
目は「シリアス」にそっくり! 吻先は「パル」そっくり!
そして、その頃の「ホープ」はまだ歯も生えていませんでした。
歯も生え揃っていない子イルカとセッションできるなんて・・・
本当に貴重な経験でした。

そんな「ホープ」、奥歯から徐々に歯が生え揃い・・・ 。
体もどんどん大きくなり・・・ 。
今ではいろいろな種目を見せてくれます。

種目といっても、サインでおこなうのではなく、とにかく周りのイルカの真似をして 『どーよ!!』 という風に戻ってきます。

ただ、突発的に始めることが多く、完成度も低いため、「ホープ」が 『どーよ!!』 と戻ってきて初めて 『今のって、もしかしてアレ?』 みたいな会話をトリーター同士でしています。

そんな「ホープ」が、最近新しく覚えて 『どーよ!!』 と見せてくれる種目は・・・ 。

・尾びれを振る『尾びれバイバイ』
→ うまく逆立ちができないので 1回尾びれが水面から出て、そのまま体が浮いてきます

・水を吹き上げる『水吹き』
→ 口をパクパクさせるだけ(時々口内にあった水がチョロリと噴き出ます)

・頭を上下させる『イエス』
→ すごーくゆっくり上下に動かします

最近新たに始めた種目で解読ができているのはこの 3つ。
この他にも「ホープ」的にはいろいろなことをするのですが・・・
全ては解読できていません。
でも自信満々に戻って来るので、きっと何かを見せてくれているのでしょう。

オモチャでも遊び始めた「ホープ」。遊ばれているようにも見えますが・・・ 。
イルカショースタジアム一番奥のプールにいますので、ぜひ会いに来てください。

ホープとホープと

イルカショースタジアム

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