2012年08月03日
トリーター:杉村

いつかはこんな「しんかい2000」をお見せできたら・・・


いよいよ 8月に突入して、夏本番ですね。
“えのすい”の前の海の家もたくさんの海水浴を楽しむ方々でにぎわっています!
外に負けないくらい、深海Ⅱ~しんかい2000~も連日多くに方に見に来ていただいています。
ありがとうございます。

さて、今回はえのすいスタッフ(深海トリーターだけ?)でなければ、見られない特別なしんかい2000の姿を紹介します。

日中、多くお客さまに来場していただき、にぎわった水族館も閉館後はとても静かなもの。
照明も落とされ、魚や動物たちも眠りにつきます。
この夏より“えのすい”の新しい仲間になった「しんかい2000」も同様で、深海Ⅱ~しんかい2000~も閉館後は照明を落とします・・・
がこの時だけちょっと特別な状態になります。

閉館後は深海Ⅱコーナーの照明やスライド、音響はすべて落とされ、館内は真暗となり、環境音もしなくなります。
しかし一部照明回路が異なるため、しんかい2000の前部照明と船内だけが消えずに残る時間があります。
暗く照明の落ちた館内で、しんかい2000の前だけが照らされています。

光の届かない暗闇、水深 1000mの相模湾の海底で今まさにハオリムシの仲間を採集しようとしている、この時の情景はまさに潜航調査中のようです。
きっと暗い深海の世界で、こんなふうに数々のミッションをこなしてきたんでしょうね。
そして、多くの大発見をしてくれました。
きっと、歴代のパイロットや研究者たちの皆さんがこの明るい船内で多くの興奮を味わったのでしょうね。
想像力を掻き立てられる瞬間です。
みなさんも画像からいろいろ想像してみてください。

その後、最後の照明は落とされ、しんかい2000も眠りにつきます。

開館中は危険なので照明は落とせませんので、今のところこのような姿をお見せすることはできませんが、いつかは皆さんにも公開できたらいいなあ・・・と思っています。
イメージがどんどん膨らんできます。
さまざまなしんかい2000の姿を公開すべく、頑張っていきたいと思います。
何度来ても変化のあるしんかい2000の姿をめざして。

閉館後のしんかい2000閉館後のしんかい2000閉館後のしんかい2000閉館後のしんかい2000

深海Ⅱ-しんかい2000-

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