2012年09月07日
トリーター:北嶋

鎌倉で深海を発見


ずーっと前から見てみたかったものを見に行ってきました。

つい先日の休み、特に予定も入れていなかったので、「そうだ!」と思いたち、鎌倉へ。寄り道をしながらきたので鎌倉駅に着いたのはもう夕方の 16時半でしたが、まだ日が長いし行けるかな?と、少し足早に鶴岡八幡宮を通り過ぎ、鎌倉宮、端泉寺を抜けて、登山口へ。雨上がりでややぬかるんだハイキングコースをてくてく登って、目指すは天園。
天園にあるという「シロウリガイの化石」がどうしても見てみたかったのです。

シロウリガイは、相模湾の水深 1,000m級の深海にも生息している毒ガスを栄養にして生きている白い二枚貝です。“えのすい”では何度も飼育にチャレンジしている飼育がすごく難しい貝です。この夏達成した 152日間が最高記録。思い入れはいっぱいあります。
このシロウリガイの仲間は、実は生きているものよりも化石で先に発見された古代種なのです。それが、身近なところで見られるのだから、行かないと!

ここにあるってことは、ネットや知人の話でしっていたのですが、細かい場所は良く分からないし、ガイドもいませんので、目をこらして景色よりも地層を見つめるわたし。
あ、ここらへんあやしい…

発見!
やったーー!

化石はちゃんとありました。シロウリガイが居た痕もたくさん。
鎌倉駅から約1時間半後でした。展望スポットから日が沈みゆくのが見えます。計画性がなかったのはちょっと反省ですが、来て良かった。
自然の中で、しかも山で深海の化石が見れるって感動です。体力に自信がある方はぜひ行ってみるべし、です。
次は逗子の池子にあるシロウリガイの大コロニー化石を見に行こう。

[ 天園 - Google マップ ]

シロウリガイ (C)JAMSTECシロウリガイ (C)JAMSTEC

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