2013年03月16日
トリーター:唐亀

あれ?レプトケファルスのようすが・・・


以前ご紹介しましたレプトケファルス幼生ですが、弱々しい印象とは裏腹に体に傷がつかなければ割合に丈夫なようで、きょうも水中をたゆたっております。
“えのすい”に来た時より体長が伸びて大きなもので 10cmを超えているでしょうか。
展示では水槽に小さなアクリルケースを吊るような形で飼育しておりますが、実はレプトケファルス幼生はバックヤードにもいるのです。
バックヤードでは1tの風呂桶のような水槽に入っていて、横からは観察できません。
と、言い訳をしておいて、今朝一寸覗いてみましたら、少し黒ずんだレプトケファルス幼生が・・・。
体型はすでに円柱状。
つまりは親と同じ形、マアナゴをそのまま小さくして少し色素を飛ばしたコマアナゴがくねくねしていました。
体長は 8cm位でしょうか、やはり体長は縮んでいるようです。
おととい覗いた時はいなかったと思うのですが・・・。
リンキクチスの時といい「過程」が今一つ観察できませんでした。
そう都合よく変態してはくれないようです(そりゃそうじゃ)。
このコマアナゴ、展示のケースに移動しておきますので、みなさん変態前と変態後、よくよく見比べてみてくださいね。

ところで、きのうの「おすすめ」に登場していたカワハギの「エボシ君」。
実は期を同じくして相模湾大水槽にデビューしたカワハギがいるのです。
こちらは体色が青白く、エボシ君より 3周り位小さいのですが、ショーでも活躍するようになりました。
エボシ君は大水槽右側の通称「サメ穴」付近にいて、そちらに行くとやってきますが、左側では小さい方が来ます。特に背後に音も無く張り付いていることが多く、外から見ているとほほえましい感じがします。
右がエボシ君なら、差し詰め左はベンテンちゃんでしょうかね。

マアナゴのコマアナゴマアナゴのコマアナゴ

相模湾ゾーン

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