2013年08月19日
トリーター:冨永

マウスブリーダー!

クロホシイシモチクロホシイシモチ

お盆休みも終わり、気持ちを引き締めて頑張ろう!と思っている方も多いのではないでしょうか。
今回は、水槽でがんばっている魚をご紹介したいと思います。

その名は「クロホシイシモチ」。テンジクダイ科の魚で体長は 8cmほど、体の色はピンク色をしていて目のところに黒い縦のラインが入っているのが特徴的です。キッズ水槽の横の漁港水槽や大水槽に暮らしています。

実はこの魚、只今子育て真っ最中なんです!
どのように子育てをしているかというと、「口内保育(マウスブリーディング)」を行なっています。この口内保育は産卵後、卵がふ化するまでの間、口の中で育てるというものです。

クロホシイシモチでは多くの場合、オスがこの口内保育をおこなっています。
メスは一回の産卵で 3000~ 6000ほどの卵を産みます。オスは卵が産まれた後、それを口に含んで、8~ 10日間卵を口の中で守ります。その間、オスは餌を食べることはありません。
卵を口に入れているオスは、他のクロホシイシモチよりも大きく顎が出ているので、水槽を見ているとすぐに気付きます。時たま、口を大きく開けて新鮮な海水を取り込んでいるようすもみられ、卵がたくさん入っているのがわかるかと思います。

みなさんぜひ、今しか見れないクロホシイシモチの子育てを見にいらしてください!

相模湾ゾーン

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