2013年12月02日
トリーター:植田

冬のこの時期には

ミドリイガイ(昨年のようす)ミドリイガイ(昨年のようす)

きょうから 12月ですね。外の空気はひんやりしています。
そして空を見上げると、太陽が昇る前、まだ暗い夜空にほとんど球の縁だけがくっきり明るい二十六夜の月が見えています。
12月 1日の夜は晦日の月でしょうか?その次は新月・・・ 。
この時期、新月や満月となると、その日前後は大潮、それも夜中に大きく潮が引く時期になります。
ということは、夜磯に出かけて生きものを観察する絶好の機会到来です。
そこで今夜は、江の島の通称西浦に外来の二枚貝類の付着状況をチェックしに行く予定です。
熱帯海域原産のミドリイガイは、相模湾辺りでは例年夏場の高水温時期に産卵をおこない、ふ化した幼生は浮遊生活の後9月頃江の島の海岸に漂着し、そこで小さな稚貝となって付着生活を始めます。
付着後 2か月もたてば、殻の長さも 1センチを超えるほどに成長します。そうなればどこにどの程度の個体数で付着しているかもよくわかるようになります。

ちなみに昨年の 12月 11日には、数十個体の集団が岩盤のくぼみのところに集まって付着していました。
今年はどうでしょうか。

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