2014年01月08日
トリーター:羽田

想いを繋げる

“ブリッジ”“ブリッジ”

今年の 1月 2日の朝、私は家の近くを通る箱根駅伝を見に行きました。
物心つく前に家族で見に行ったことがあるらしいのですが、まったく覚えていません。
ですので、ほぼ初めてといっていい体験に、新年早々ワクワクしながら見に行きました。

選手が通過する予定時刻の 20分前、道路の両脇には応援の旗を持っている人たちがぞくぞくと集まってきました。
運良く道路の一番前の位置を確保でき、今か今かと選手がくるのを待っていたのですが、気付けば自分の後ろに大勢の人が並んでいて、箱根駅伝の注目の高さを実感しました。

中継のヘリコプターの姿が見え、先導のパトカーや白バイの数が増えてきたその時、先頭の大学の選手が来ました!!!!!

・・・。
来たと思ったらあっという間に通過。

予想以上に早いスピードに驚いている間もなく、次の大学の選手が通過していきました。
その後は、ある程度の間隔で選手が通過していき、最後の選手が通過するまで道路にいる観客の人達は帰ることなく声援を送り続けていました。
私も一生懸命走る選手の姿、その選手を応援する人たち、サポートするスタッフ、大勢の人の熱意に感動しました。
やはり、いろんな想いが詰まった「たすき」を、選手達が一生懸命繋ぐ姿が、人々の心を動かすんだなと思います。


ここまでの話しだと、水族館の話とは全く関係ないように思えるかもしれませんが、実は私たちトリーターも、想いを繋ぐある物を、常に首からかけているのです。
それは、「ホイッスル」。
動物たちが何かした時に、オッケーを伝える為に吹いている笛のことです。
言葉が通じない動物たちに私たちの気持ちを伝える大切な道具。
動物と人を繋ぐ懸け橋という意味で「ブリッジ」とも呼びます。

駅伝の選手たちの想いを繋ぐたすき、動物と人の想いを繋ぐホイッスル。
私たちは普段、何気なく使用していますが、改めてその大切さを実感する出来事でした。
駅伝、ハマりそうです。


今年も動物たちといろんなことを経験すると思いますが、お互いの気持ちを通じ合わせて、動物たちにとって楽しい 1年になるよう、トリーター全員が力を合わせて頑張っていきます!!!!

イルカショースタジアム

RSS