2014年12月05日
トリーター:足立

今週のおすすめ イチ、ニ、サン、シ、ゴ、ロク、タコ、ハチ、イカ、ジュウ

イイダコイイダコ

タコの足は 8本で、イカの足は 10本。
絵を描いて、といわれたら、たぶん誰でも、とりあえずなんとなく描けちゃう、なじみ深い海の生きもの。
今週は、今まさに「旬」を迎えているイカの仲間と、多くのみなさんの熱いリクエストにお応えしてタッチプールに帰ってきたタコの仲間がおススメです。
入口から進んで、出会える順にご紹介します。

イイダコ
相模湾ゾーンのキッズ水槽の中にいます。
所狭しと水槽の中を泳いだり、歩き回ったり、貝殻の下に隠れてみたり、砂の中に潜ってみたり。
タコは、丸い部分がお腹で、8本の足(腕)との間に頭があるのだとわかっていても、どうしても人間を基準に考えてしまいがちで、「タコは丸い部分が頭でその下に 8本の足が生えている」ような先入観から完全には抜けられず、だからこそ、ちょこまかと自由自在に動き回るイイダコを見ていると、予測のつかない動きにたくさん出会えて、飽きないのだと思います。まずはご覧ください。


カミナリイカ・コウイカ

コウイカとカミナリイカ
相模湾ゾーンの坂道にある沿岸水槽の、上から 4個目、下からも 4個目の水槽にいます。
「イカ」というと、ダイオウイカや干物のスルメのような、てっぺんが三角になっている、ツツイカの仲間をイメージする方が多いかもしれませんが、ここにいるのは、また別のグループ。体の中に「甲」をもつコウイカの仲間です。
水槽の中の重力や水流、そして音を感じさせない、静かなたたずまいが不思議な雰囲気を醸し出しています。眠っているような目つきや、ひれの動きの美しいウェーブ、10本の脚(腕)を使った様々なポーズ、時たま見せる素早い動きや、体色の変化・・・。きっと引き込まれると思います。まずはご覧ください。


ミズダコ

ミズダコ
相模湾ゾーンの沿岸水槽の一番下。
大きいので迫力がありますが、もっと大きくなります。
たまに体の掃除を始めることがあります。猫が顔をあらうようなしぐさを 8本の足(腕)をグルグルと動かしながらおこないます。タコって体がやわらかいんだ、ということを実感できます。目が釘付けになること請け合い。まずはご覧ください。


マダコ

マダコ
タッチプールの箱の中。
人気者のマダコは、タッチプールでもよく行列ができていました。でもさすがにタコの方も、触られすぎるのは嫌だったようで、今度はかなりタコ寄りの箱になりました。
指 1本でそうっと触ってください。運がよければ、E.○. みたいなポーズで交信できるかも。まずはタッチプールへお越しください。 

最後に、イカとタコより。
「万が一、墨を吐くことがあっても、それも私たちの自慢の能力のひとつですから、大目に見てください。」
筆者からも、併せてお願い申し上げます。

なお、タイトルは筆者が参加した酒席での遊びの中の言葉です。楽しく酔いが回ります。イカとタコを肴にして。

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