2014年12月28日
トリーター:櫻井

歯痛

ドチザメドチザメ

「い、いて・・・ いてて、いでででで・・・ !ぎゃーいてー!」
左下 8番の親知らず。成長期でしょうか、完全水平埋没の状態で隣の 7番をいじめています。
関連痛により、耳の下やこめかみ周辺の神経までぴきぴきくるシマツ。
気が狂いそうです。飛びそうです、頭が。

では魚の歯について少しお話しましょう。
魚たちの歯は非常に多種多様です。生活様式、食性によって最も適した歯(口)になっているのです。
同じサメの仲間に着目してみましょう。
相模湾大水槽に暮らす 2種類のドチザメとネコザメ。
ドチザメは小魚や甲殻類を食べるのに適した、肉を切り裂くような鋭い歯です。
一方ネコザメは、臼歯状で固いものを噛み砕くのに適した歯をしています。別名サザエワリと呼ばれるほどサザエが大好物で、他にも固い殻をもつ貝類やウニ、甲殻類などを食べています。


ネコザメ

同じサメでも全くタイプの異なる歯です。

水族館の魚たちはどんな歯(口)をしているでしょう。
面白い口をしていたら、どんな生活様式なのでしょう。
そうやって目的をもって見に来るだけでも、面白さが倍増しますよ!

相模湾ゾーン

RSS