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えのすいトリーター日誌

2015.02.05 トリーター:根本

2015/02/05 深海の年末年始も一段落

深海バックヤード
深海バックヤード

年が明けてひと月も経ってしまったのですね、恐ろしいものです…。

深海の方は年末から1月にかけて採集やバックヤードツアーイベント、休館作業と色々バタバタと過ごしておりました。ここ数日やっと落ち着いてきたような気がします。
深海バックヤードツアーはいかがだったでしょうか? 深海の展示水槽の裏はお客様の方からもガラス越しに見えるようになっておりますが、見ての通り狭くて暗くいです。おまけに配管や突起物が多く危険です。
先月などは私がすっ転び水槽の配管を破壊し、先日は杉村さんが滑って足を擦りむいていました。おまけにハオリムシ等の水槽に添加している硫化ナトリウムのせいでバックヤード全体が硫化水素臭く、水族館の他の職員もほとんど入ってくる事はありません。まさかこんな深海のバックヤードでツアーをやる事になるとは思いませんでした。
しかし、私たちの作業場を紹介する機会ができてよかったと思っています。深海生物の飼育という仕事の生々しい感じが伝えられていたらうれしいですね

そんな暗くて狭いバックヤードですが、我々の主戦場であり担当は多くの時間をあの中で過ごし、深海生物を生かすための色々な実験をしています。
そのような詳しい話しもしたかったのですがツアーの際もあまりじっくりと話はできませんでしたね。20名のツアーでしたが深海のバックヤードには5名ずつしか入れませんでしたから…。もし次回がありましたらもう少しマニアックな話をしますね!

さて、諸々がようやく一段落しましたので、サツマハオリムシとゴエモンコシオリエビの飼育実験を始めて行きたいと思います。両者とも深海温泉が湧く場所に棲む特殊な生物です。
ゴエモンコシオリエビは独立行政法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)の沖縄の深海調査で採集したものになります。沖縄の沖合に“北部伊平屋海嶺”と言う数百度の温泉が噴き出している場所があるのですが、そこではゴエモンコシオリエビが地面を埋め尽くさんばかりに生息しています。胸に生えた毛で温泉の成分の硫化水素を使って細菌を養殖し、それをエサにしている変わったヤドカリの仲間です。
サツマハオリムシはミミズの仲間で口も無く、エラからこれまた温泉成分の硫化水素を吸収し体の中の細菌にエネルギーを作らせてそれを利用して生きる生物です。

えのすいではこれまで、“日光海山”と言う小笠原の方の海山でJAMSTECの調査船によって採集されたものを研究に使用してきましたが、今回飼育実験に用いるのは“鹿児島湾産”のサツマハオリムシです! なんと、かごしま水族館の協力を得て一緒にサツマハオリムシの研究ができるように! これはうれしいことです!
ゴエモンコシオリエビの方も京都大学の先生と共同で研究を進めて行きます!

それぞれまだ謎だらけの生き物です。サツマハオリムシは日光海山産のものがもう飼育6年目を迎えており安定していますが、細かな生態は謎です。
生きるために必要な硫化水素を与えていますが、本当に栄養に変換されているのかも確かめられていません。その辺を少しずつ実験で明らかにして行ければと思います。
ゴエモンコシオリエビの方はまだ全く飼育方法がわかりません…。とにかく良いと思う事をドンドン試していくのみです。

展示水槽も実験水槽の一部ですので実験の様子も紹介できるかと思います。
実験を始めましたら、この日誌でも紹介したいと思いますね。

深海Ⅰ-JAMSTECとの共同研究-


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